親鸞会入会後から大学2年生の頃を振り返る

親鸞会入会後の流れについては、
【考察】大学新入生の、入会後の流れ(1)
【考察】大学新入生の、入会後の流れ(2)
で書きましたが、今回は自分自身はどうであったかについて振り返ってみたいと思います。


◎親鸞会入会後から大学2年生の頃を振り返る

親鸞会の先輩に声をかけられてから1年、付き合いはほとんど会員ばかりという状況で過ごしました。
何せ活動が忙しく、余暇時間はあまり取れませんでした。

土日は全てと言っていいほど聴聞の日でした。
私が1年生だった平成13年は9月の長野以来、地方法話はなくなって月1の富山の法話だけとなりました。それ以外は地元でビデオ法話、幹部講師の話を聞きに行きました。家族旅行に行ってビデオ法話を無断で休んだら、後で先輩から怒られました。

平日は授業が終わってから週に2、3回、専任講師の部会がありました。
時折幹部講師が地元に来る時はこぞって参加を呼び掛けられました。

夏休みは夏合宿、聴聞、教学聖典の暗記、他大学の後期勧誘などに費やし、活動費捻出のためにバイトも沢山しました。
10月の大導師、12月の講師試験に合格しましたが、当時教学講義は中止されていましたし、人生の目的を果たしたわけでもなく、目標を達成した後の虚しさが出てきました。
ちなみに平成14年、私が2年生の夏頃から教学講義が復活しましたが、先輩がべた褒めしていたほどのことでもなく、メモを取るのに一生懸命で感動など正直ありませんでした。

顕正新聞に、法話を聞いた喜びの声が挙げられていましたが、どうしてあんなに喜べるのか分かりませんでした。教えが分かっていないから喜べないのかと自分を責めたりもしました。

最初の頃は、先輩方の中でどれ位の人が信心決定しているのかと興味津々でしたが、誰も信心決定していないし、講師すら信心決定はしていないようでした。信心決定を目指す途中の人ばかりで、必死に宿善を求めて頑張っていました。
後生の一大事は生涯かけての最大事だとアニメの台詞にもありましたし、一生参学の大事だと言われていたので、どれだけ長い道のりを行くのだろうと気が重くなりました。

最初の頃はすごいことを知ったと思って友人に話し、勧誘も割合熱心にやっていましたが、段々とその熱も冷め、逆に「友人に会ったら仏法の話をしなきゃならない」と重い気分になるようになりました。

心の悪に敏感だった私は、内に虚仮を懐かないようにしようとしました。しかし、抑えようとするほど噴き上がり、苦痛でなりませんでした。煩悩と闘って二河の道を進んで行くのだと教わりましたが、苦しみに強くない私は回りの先輩や同期のように求められず、不安になりました。



そのような中で先輩となり、今度は教えを伝える側に回りました。

「新入生に全人類の救われるたった一本の道をお伝えすることは、真実知らされた自分達しかできない」
「人に伝え、聞かねばならぬ理由を説いているうちに自分の聞法心も深まってくる。宿善が厚くなる。法施は最高の布施行」
「仏法を伝えることによって、仏法が聞き難いことが知らされる」
「伝えてくれた先輩の苦労、説かれる高森先生のご苦労も知らされる」

このようなことを教えられ、新勧の時期へ突入しました。先輩は、「粉骨砕身ぶっ倒れ期間だ」と言っていました。

自分の大学では当時、前期合格発表、前期合格手続き、後期合格発表、後期合格手続きで主に勧誘をやりました。
その時期は他大学の学生会員が声かけ用員として応援に来たり、逆に自分達も他大学へ応援に行ったり、1年で一番慌ただしい時期でした。
自大学の勧誘では大学運営委員会の見張りがいたので、こちらも運営委員の監視用員を設けて、指示の元に隙をうかがって勧誘をしていました。
大学側は真実を知らず、こちらが真実を知らせようとしているのを妨害する者達だと見ていました。

私も周りの雰囲気に飲まれ、勧められるままに声かけし、かつて自分がされたように話をし、新勧活動に参加していきました。
声かけをして部室まで連れていき、バインダーで話をして、先輩にクロージング(入部説得)をしてもらい、入部用紙を書いて入部金を預かり、次回の約束をして駅まで送る。それを何回もやりました。

・いつ誰がどの部会に来るか、
・この新入生には誰がついて話をするのか
・部会が終わった後にどんなことを打ち出すか
・次の部会の約束をどう取るか、
・どのようにして合宿参加を決意させるか
・この新入生の親御さんへの配慮や兼部カットはしたかしてないか

などなど、部会前に先輩と担当講師が綿密に打ち合わせをしました。

さらに、
・新入生の時間割を把握し、部会を休んだ場合は、さりげなく会いにいく
・新入生の状況を毎日上司に報告する
・異変があれば、すぐに上司に報告する
など、事細かに新入生の様子が把握され、講師と幹部の先輩の間で対応策が練り上げられていました。


新入生勧誘を通して自分が話をすることによって、より親鸞会教義を覚えます。
何事も、自分が話すことは間違いない、正しいと思って話をします。新入生を騙している、嘘を教えている、自分の話は間違いと思って話をする人は考えられません。
こうして熱心な2年生ほど、どんどん親鸞会的人間になっていくのです。



どんな話を展開していくか、詳しくはこんな話に注意!をご覧下さい。
簡潔に述べると、新入生は入部後、大体以下のような流れでマインドコントロールされていきます。

(1)人生の目的が如何に大事であるか、人生の目的を知らずに生きる危険性を理解する。

(2)人生の目的は、最大の問題である死の解決をして、絶対に崩れない幸せを獲得すること。そのことを様々な角度から教えられる。その間段々と仏教色が濃くなり、仏教・親鸞聖人が打ち出される。

(3)人間の実相を話して、なぜ仏教を聞かねばならないかを理解する。

(4)合宿に参加し、親鸞会教義を徹底される。必堕無間の一大事を説いて、後生の一大事の解決が人生の目的と教えられる。

(5)「後生の一大事の解決は仏法を聞くよりない。その仏法を高森先生が正しく話をされている」と高森会長を打ち出し、法話に誘われる。

(6)高森会長を賛美し(蓮如上人以来の善知識、信心決定の体験と深い教学を兼ね備えたお方、など)、親鸞会に入会して後生の一大事解決しようと勧められる。そして入会へ。

(7)「信心決定は宿善まかせ。過去世に宿善薄い者は、今生で真剣に宿善を求めよ」と教えられ、以下の事を推進される。
・毎回の聴聞参詣。
・教学聖典の暗記。
・聖典試験、大導師試験、講師試験の受験。
・おつとめ
これらにより親鸞会教義の徹底した刷り込みがなされ、一年生は「親鸞会教義=親鸞聖人の教え」と思い込む。

(8)法施は最高の善ということで、親や友人を行事に誘うよう勧められる。目標があった方がやる気が出るからと、大きな行事では目標参詣人数を打ち出し、誘う人をリストアップして勧誘する。

(9)先輩になり、今までの流れを新入生に勧め、自分も再び同じ流れで話を聞くので、親鸞会教義が深く刷り込まれる。




導入部分の、
「苦しくても、なぜ生きねばならないのか?」
「人生の目的、なぜ生きるのかという一番大事なことは、どこにも明らかにされていない」
「親、学校の先生、友達など、誰に聞いても曖昧にされたり心配されたりで明確な答えを知らない」
「幸福は色褪せ薄れ、やがて崩れさる」
「死は私達の100%確実な未来だが、誰も問題にしないし、考えようともしない」
「死によってこの世の幸福は剥ぎ取られ、一人丸裸で後生へ旅立っていく」
「肉体の連れはいても、心の連れ・魂の連れはいない。誰も自分を本当に理解してくれる人はいない」
といった内容に共感する人は多いのではないでしょうか?

私はそうでした。
私は、こうした人間苦悩の有様、人間の実相が真実の私の姿を表していると思ったので、親鸞会に止まって教えを聞いていました。

だからといって、救いの法も正しいと思っていたのは早計でした。
たとえ教義への導入部分、人間の実相は正しいとしても、救いの法は親鸞会に都合のよいように説かれており、いくら聞いて従っていても目的の信心決定は果たせません。
多く指摘されているように、親鸞会教義は、大沼法竜師、伊藤康善師、S学会などの寄せ集め教義であり、独自の宿善論と三願転入の解釈による宿善ポイント制です。

本願力回向を知らず、雑行やりまくり、自力の押しまかせですから、誤りに気付いて聞き分けた人だけが救われるという、ものすごく狭き門です。
ただ、会長の教えを鵜呑みにしている内はそんなことはできませんので、とにかく会内で頑張っておられる方はさっさと見切りをつけ、親鸞会以外ではどのように浄土真宗の教えが説かれているのかを調べたらよいと思います。

(つづく)
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>秘密コメント様

すみません、コメントに気づきませんでした。私は貴方の想像している人物ではありません(その人を知ってはいますけど)。

そういった案が実現すれば少なくとも今よりは大分よくなるとは思います。少なくとも法論には応じてもらいたいものですね。目標制度の廃止、偽装勧誘の撤廃も大事です。

内からの改革が実現できればいいのですが、私は会には残念ながら自浄能力がないと判断し、教義的・組織的な誤りを指摘して縁の有る人を親鸞会から引き離しかつ他力回向の救いを知って頂きたいという思いでブログを書いています。親鸞聖人の教えと違うことを聞いて信じている会員の皆さんは、既に「真宗難民」ではないでしょうか? 私は同じ経験を持つ者の一人として、「真宗難民」である会員の皆さんに邪義を離れ、本願を信じ念仏申して頂きたいと願っているのです。

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>秘密コメント様

誤解を招いたようですので、文章を一部変更しました。

弥陀の本願は老少・善悪の人を選びませんから、どれだけ活動したかとか教義にどれだけ詳しいとかは関係ありませんよ(^-^) 本願を信じ念仏すれば誰でも往生成仏させて下さいます。

中には本当に教えに全く関心ない方もあると思いますが、とにかく親鸞会では偽の親鸞聖人の教えしか聞けませんから会員さんは「真宗難民」であると思います。まぁこれについての議論は双方視点の違いがありますからこの辺にしておきましょう。

私も退会当初は暗中模索でしたよ。色々当たりました。確かに真宗聖典だけではとても難しいですし、一人ではおそらく途中で放棄しかねなかったと思います。ですが、私を退会に導いてくれた先輩や、既に退会して教義の誤りを指摘している方々、また本願のこころを教えている本、その他様々な人、書物がきっかけで只今の救い、他力回向の救いを知らせて頂きました。

受皿というか、親鸞会の他では、直接聞くなら本願寺や華光会などで聴聞するのがよいと思います。ただ華光会の座談は個人的に好きではないので、特に退会者にはオススメできません・・・。また、ネット法話を聞くこともできます。例えば

http://kobaieiken.net/
紅楳英顕先生の法話

など。また、当ブログで紹介している本もオススメです。他にもよい本は沢山ありますので、自分で探すなり教えてもらうなりして読んでみたらよいと思います。

親鸞会に在籍しているか否かと本願の救いは関係ありません。ですが、親鸞会は様々に指摘されているような団体であり、そこに在籍して献金・勧誘の活動をしているのは泥棒の片棒を担いでいるようなものです。基本的に縁を切るか、遠ざけるに越したことはありません。

秘密コメントさんが願うような状態になるには、まずは親鸞会が飛雲さんとの法論に応じるようでなくては話にならないと思います。それが実現しない限り、あきらめた方がよろしいでしょう。残念ですが私としては、その可能性は限りなく0に近いと考えています・・・。

以上、簡単ではありますが返信とさせていただきます。コメントを頂きありがとうございました。また質問等ありましたらメールやコメントを頂きたく思います。よろしくお願いいたします。
プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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