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【ツッコミ】皆々信心決定あれかし(R02.01.01 顕正新聞【年頭所感】より)

令和2年の親鸞会発行『顕正新聞』を読むことができましたので、ツッコミを入れていきたいと思います。

本日は高森顕徹会長が書いた、「皆々信心決定あれかし」と題した年頭所感より。


ここでは『歎異抄』第三条を挙げ、

人間はみな煩悩の塊、永遠に助かる縁なき「悪人」

であって、一応、善人、悪人と分けてはあるが、親鸞聖人の仰る「悪人」とは

ごまかしの利かない阿弥陀仏に、悪人と見抜かれた全人類のことであり、いわば「人間の代名詞」

だと言っています。善人、悪人という区別はなく、全ての人は悪人であり、善人とは

励めば善ができ、念仏ぐらいは称え切れると思っている人

だというのです。全ての人は悪人である根拠の一つとして『歎異抄』第二条

いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。

が挙げられていますが、その口語訳が

どんな善行もできぬ親鸞であるから、所詮、地獄の外に行き場がないのだ。

とあって、いつものようにヘンテコです。ちなみに上のリンク先の口語訳は

どのような行も満足に修めることのできないわたしには、どうしても地獄以外に住み家はないからです。

となっています。この違いが判るでしょうか。


我々は善行ができないのではありません。いわゆる「無善根」ではないのです。ただ、末代の我々がやるような善行では、とうてい迷いの世界を離れ、さとりを開いて仏道を完成するには及ばないのです。善導大師は

二には深心。すなはちこれ真実の信心なり。自身はこれ煩悩を具足する凡夫、善根薄少にして三界に流転して火宅を出でずと信知し、いま弥陀の本弘誓願は、名号を称すること下十声・一声等に至るに及ぶまで、さだめて往生を得と信知して、すなはち一念に至るまで疑心あることなし。ゆゑに深心と名づく。

『往生礼讃』に教えられていますが、ここでは「善根薄少」と言われています。また「散善義」にも

わが身は無際よりこのかた、他とともに同時に願を発して悪を断じ、菩薩の道を行じき。 他はことごとく身命を惜しまず。 道を行じ位を進みて、因円かに果熟して、聖を証せるもの大地微塵に踰えたり。 しかるにわれら凡夫、すなはち今日に至るまで、虚然として流浪す。 煩悩悪障は転々してますます多く、福慧は微微たること、重昏を対して明鏡に臨むがごとし。 たちまちにこの事を思忖するに、心驚きて悲歎するに勝へざるものをや。

とあり、ここでは「福慧は微微たる」と仰っています。「福慧無し」ではありません。

ですから、高森会長の主張する「善人は一人もいない、全ての人は極悪人である」というのは全くのデタラメであるということです。世の中には煩悩を断じた初地以上の聖者もいれば、煩悩を断じないまでも善行を修めてある程度までさとっている善凡夫もあります。一方で、さとりどころか悪しか造っていない悪凡夫もいます。


でも私達はさとりどころか悪しか造っていない悪凡夫でしょ?

という返答が親鸞会から聞こえてきそうですが、善人と悪人がいるということが分からない、認められないことが、親鸞会のヘンテコ教義を受け容れる下地となっていることをよく知るべきです。法然聖人は『勅修御伝』に

わが身は最下の凡夫にて、善人をすすめ給へる文を見て、卑下の心おこして、往生を不定におもひて、順次の往生を得ざるなり。しかれば善人をすすめ給へる所をば善人の分と見、悪人を勧め給へる所をば我分と見て得分にするなり。かくのごとくみさだめぬれば、決定往生の信心かたまりて、本願に乗じて順次の往生をとぐるなり。

と教えられ、善人に対してと悪人に対してとで、勧められることが違うと言われています。ではどう違うのかというと、これについて存覚上人は『持名鈔』

薬をもつて病を治するに、かろき 病をばかろき薬をもつてつくろひ、おもき病をばおもき薬をもつていやす。病をしりて薬をほどこす、これを良医となづく。如来はすなはち良医のごとし。機をかがみて法を与へたまふ。しかるに上根の機には諸行を授け、下根の機には念仏をすすむ。

と教えられています。対して高森顕徹会長は独自の宿善論や「三願転入の教え」にある如く、布施や持戒等の六度万行、第十九願の諸功徳、『観経』の定散二善を獲信の因縁(宿善)として勧めています。聞法や勤行も勧められますが、聞法は「聞法善」、勤行は「五正行の実践」という、修善の一つという位置づけです。これは、存覚上人のお言葉で言えばまさに

下根の機には諸善をすすむ

です。こういうのを「肛門に目薬」というのですが、知らぬは高森顕徹会長とゆかいな仲間たちのみです。


私達が悪人であるならば尚更、往生のためには諸善を捨てて、本願の念仏一行に帰さなければ助かりません。それを阻害し、善を捨てるには善をやってできない自分を知らねばならないだとかいう詭弁を振りかざしてあくまで諸善に執着させているのが親鸞会です。そうやって「もろもろの雑行」、その実「悪業悪行」に執着し、往生に無関係どころか、ますます自他共に迷い苦しんでゆく会員は、哀れ哀れです。



【参照】
『飛雲』高森顕徹会長とその弟子達の無知を証明しておきます
『飛雲』高森顕徹流詭弁「極重の悪人に善を勧められているのは、善のできない者と知らせるため」
『浄土真宗親鸞会は、親鸞聖人のみ教えと同じか?』親鸞会との問答(善人・悪人について)
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もう、お金が無いんです

ども、林遊@なんまんだぶです。

>「善人は一人もいない、全ての人は極悪人である」

と骨張することは、高森親鸞会教義の一である「宿善論」の否定です。

御開山には「宿善」といふ用例は全く無いのですが、覚如上人が宿善の根拠とされた『大経』に、

もし人、善本なければ、この経を聞くことを得ず。
清浄に戒を有てるもの、いまし正法を聞くことを獲。
むかし世尊を見たてまつりしものは、すなはちよくこの事を信じ、謙敬にして聞きて奉行し、踊躍して大きに歓喜す。
https://shinshuseiten.higashihonganji.or.jp/contents.html?id=1&page=49

といふ、自らの宿善を否定するのが「善人は一人もいない、全ての人は極悪人である」といふ高森理論でした。現役の高森親鸞会の会員って頭 腐っているのかも(笑

もっとも高森親鸞会では、宿善の「宿」といふ生前を意味する仏教語を現生の意味に採って、善といふ名の金集め人集めを、信心獲得の階梯として奨めるのだが、いいかげんに、自分は高森顕徹氏に食い物とされていることに気付くべきであろう。

高森親鸞会に嵌ったばあちゃんが、電話で「もうお金が無いんです、もうお金が無いんです、もうお金が無いんです」と繰り返すので、何のこっちゃと、落ち着いて話して下さいと尋ねたことがあった。
何処かで林遊の電話番号を知って電話した方だったが、順々と高森親鸞会への献金の厳しさ激しさを述べていた。
いわゆる同調圧力と、ありもしない絶対の幸福といふ信心のタームで金をむしり取るのだが、高森親鸞会の手先となって「宿善」といふ名で金集めに狂奔した講師達は罪が深いと思ふ。

その意味では、高森親鸞会の建物群は、だまされた会員の血と涙の怨嗟の対象であるやもである、知らんけど。

ともあれ、高森親鸞会の教義に少しでも疑問をもったら、近くの浄土真宗(教団名ではなく法義名)のお寺へ行って、疑問を開陳することをお勧めである。
曇鸞大師は「蚕繭[蚕衣なり]の自縛するがごとし」七祖 p.57、と蚕の繭に覆われていて、本物の浄土真宗のご法義を知らないことに喩えられていたが、高森親鸞会からの呪縛から逃れることで、愚直に、なんまんだぶを称える本物のご法義に出あえるのであった。

なお、金銭と獲信が、よい関係にあると妄想している方は、林遊に一億円単位で喜捨して下さい。WikiArcの維持にはそれなりの経費がかかってますから(爆笑

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

Re: 林遊@なんまんだぶ様

親鸞会の会員は、ある程度まで会に浸食されてしまうと自分で考えることをしなくなるのです。話が通じず、ひたすら高森会長や親鸞会の主張を繰り返すのみであるのはそのためです。

そのおばあちゃんはどれだけ貢いだのか。最近流行りの特殊詐欺の平均被害額より多いんじゃないでしょうか。可哀想なことです。私もかつてその片棒を担いでいたとは、悔しさと恥ずかしさで申し訳ないことです。せめて親鸞会教義の誤りを紹介していくことで、利用・搾取される人が一人でも少なくなれば、そして本当の真宗を知って下さる方が一人でも多くあればと思うばかりです。

ところで、このブログは無料で運営していますが、WikiArcの維持には経費がかかっていたのですね・・・これも申し訳ないです。何も知らないことばかりで、いやになっちゃいます。いつもお世話になっております。ありがとうございます。

なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・
プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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