教学聖典6号(38)ー「聖道・外道におもむきて」の御文

今日は、教学聖典6号(38)に掲載されている『一念多念証文』の御文を取り上げます。
せっかくですから、前後も含めて拝読してみましょう。

一念多念のあらそひをなすひとをば、異学・別解のひとと申すなり。異学といふは、聖道・外道におもむきて、余行を修し、余仏を念ず、吉日良辰をえらび、占相祭祀をこのむものなり、これは外道なり、これらはひとへに自力をたのむものなり。
別解は、念仏をしながら他力をたのまぬなり。別といふは、ひとつなることを、ふたつにわかちなすことばなり、解はさとるといふ、とくといふことばなり、念仏をしながら自力にさとりなすなり。かるがゆゑに別解といふなり。また助業をこのむもの、これすなはち自力をはげむひとなり。自力といふは、わが身をたのみ、わがこころをたのむ、わが力をはげみ、わがさまざまの善根をたのむひとなり。


親鸞会にいたときは、「聖道・外道におもむきて、余行を修し、余仏を念ず」を、「聖道仏教の寺や外道の神社に参って、賽銭投げたり、柏手うったり、阿弥陀仏以外の仏や菩薩や神に手を合わせ頭を下げたり」というように聞いていました。

辛口!真宗時評「なぜ私は親鸞会をやめたのか」を読んでといった親鸞会系のサイトにもそのような意味で書かれています。


ここで、親鸞会がぼかして説明しているのが「余行を修し」ということです。

【検証】一向専念無量寿仏とは
【検証】一向専念無量寿仏とは(2)
教学聖典4号(18)ー「一心専念弥陀名号」の御文

で書いてきたので、もうお分かり頂けると思いますが、「余行を修し」とは「念仏以外の自力の行を修し」という意味です。

親鸞会にあてはめると
・善をしなければ信仰はすすまない
・修善は獲信とよい関係にある
・諸善は獲信の因縁(宿善)になる

と思って、親鸞会で勧められている財施や勧誘などを行っていることがそれにあたるでしょう。たとえ親鸞会への財施や勧誘が善だとしても、それらの余行を修し、自力をはげんで助かろうとしている「他力をたのまぬ」者が親鸞会会員であることが分かります。


最後に、この部分の意訳を『一念多念文講讃』(梯實圓著 永田文昌堂)320-321頁から引用して紹介します。

一念往生にとらわれて多念往生を否定したり、多念往生にとらわれて一念往生を否定したりして、一念多念の争いをする人を、異学・別解の人というのである。異学というのは浄土の教えと異なった教えを学ぶことであるから、聖道門や、仏教以外の宗教を信じ、学ぼうとしているものをいう。浄土門にいながら、念仏以外の自力の行を修行したり、阿弥陀仏以外の仏に救いを求めたりして聖道門にまぎれこんだり、日の善し悪しを選んで行動したり、占いや、神々の祭事を好む外道の邪執をはなれられない者のことである。これらの人はひたすら自力をたのんでいる人である。
別解というのは、念仏をしながら他力をたのまない人のことをいう。別というのは分けるということで、もともと一つであることを二つに分けることをいい表す言葉である。解とは理解することであり、また一つであったものをばらばらにときほぐすことである。如来から与えられた念仏をしながら、自分の力で行っているように理解するから自力の念仏者を別解というのである。また助業を好んで修行する人も、自力を励む人である。自力というのは、わが身をたのみにし、自分の心をたのみにし、自分の力をたのんで修行をし、自分が造り上げたさまざまな善をたのみにしている人のことである。



「自力いっぱい励まねば、自力が廃って他力にまかせた妙味など分かるはずもない」とは、親鸞聖人が教えておられないことです。
そんなことを喩えを用いてまで教え、会員を方便仮門に押し留めているのが高森会長なのです。
せっかく親鸞聖人の教えにあいながら「異学のひと」になってしまっていることに、親鸞会会員の皆様ははやく気づいて下さい。
そして、只今「直に来れ」の勅命に信順し、方便仮門をすてて如来の大願他力に救われて下さい。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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