親鸞会会員が教義の誤りに気づきにくく、会から離れられない理由

最近親鸞会を退会した方とお会いする機会があり、メールのやり取りもしています。その方もやはり最初は教義の誤りがよく分からなかったようです。
私の場合は「果たして自分は助かるのだろうか?」と漠然とした不安を抱えていた所に「この人だけは絶対に辞めないだろう」という先輩が辞め、その先輩から紹介された『私の白道』『親鸞会教義の誤り』『さよなら親鸞会』等のブログを読んで一気に退会へと傾きました。「諸行無常」の「諸行」の中に親鸞会、高森会長も含まれることを受け入れられたのです。
ところが、一緒に富山に行っていたような会員や大学が一緒だった先輩や後輩、支部の会員は、教義面と組織面の誤りを伝えましたが聞く耳ある者はありませんでした。結局、親鸞会から連れ出せたのは妻を含めて数名です。当ブログに影響を受けた方もありますが、かつての仲間たちは未だに親鸞会で助からない教えを聞き、獲信と無関係な活動に従事していることと思います。
宿善の有無と言ってはそれまでですが、改めて親鸞会会員が教義の誤りに気づきにくく、会から離れられない理由は何だろうかと色々考えてみました。


・「高森先生に間違いない」信心が頑としてある
→これが一番大きいと思います。そしてこれが以下に挙げる様々な理由に関係してきます。
高森会長のことを「信心決定の体験と深い教学を備えた、蓮如上人以来の善知識」だと講師や会員から聞いた人がほとんどでしょう。会長の苦労を会合毎に聞かされ、何回も親鸞会制作の会長礼讃ビデオを見せられます。これにより、直接話をしたわけではない、四六時中一緒に行動したわけでもないのに、「ひとえに私達一人一人の後生を念じて日々休まれずご苦労されている会長先生」というイメージが会員の脳内に形成されていきます。
これをマインドコントロールと言わずして何と言うのかと、今となっては知らされます。

・今まで費やしてきた時間、労力、財などが大きく、それらが無駄だったとは思えない、思いたくない
→「普段のたねまきが大事」「人生の目的達成に向かっての苦労は100%報われる」などのフレーズに騙されて多くのものを注ぎ込んでしまった人ほど、今さら間違いだったと言われても受け入れられないかも知れません。私は8年半在籍し、活動にかなりの時間、労力、財を費やしましたが、人によっては30年、50年と費やし、ハードな活動中に亡くなられた方もあります。財施額だけで普通に家が建つ位出された方もいると聞きます。
しかし浄土真宗は本願力を回向される教えですから、親鸞会で推進される活動や我々の行為(たねまき)と阿弥陀仏の救いは無関係です。こうした先人の苦労、死を無駄にしないで頂きたいと思います。

・親鸞会からの一方的情報のみを聞かされ、親鸞会以外の情報は見せない、聞かせない
→親鸞会内では、絶対と言ってよいほど都合の悪い情報は見聞きしません。会に対する非難は、内輪で批判者をボロクソに言うことで解消します。会員には批判内容を曲げて伝え、親鸞会が教義上勝っていると装います。また、ネット情報を見るのは謗法罪だと幹部講師から言われたことがあります。
このように情報統制する事で離反者を防いでいるのです。そして離反者には暴言、除名と厳しい制裁が加えられる、独裁制国家のような団体です。

・教学聖典による暗記教学
→教学聖典の暗記が推進され、断章した御文と間違った解釈だけが記憶に残ります。これによって、真宗聖典そのものに触れなくなってしまい、親鸞聖人の教えとはかけはなれたものを親鸞聖人の教えと思い込んでしまいます。教学試験や講師試験を熱心に受験している人ほど、その思い込みが強くなります。

・親鸞会以外の話、親鸞会以外の本で、少しでも違う部分があると「間違いだ」と判断して、以降聞けなく(読めなく)なってしまう
→この傾向は私にも相当色濃くありました。親鸞会以外で真宗を聞いたことがなかったので、親鸞会教義が物差しだったのです。
親鸞聖人の教えに触れることができたのはよかったのですが、誤った物差しでしか判断できませんでした。

・自分の頭ではお聖教は読めない、または読んでも誤ると思っている
→幹部講師がこのように教えることも一因です。御文を読んで疑問に思っても、自分の理解は間違いだから意味は考えずに聞く、といった姿勢になってしまうのです。聞く相手は会長や講師であり、高森フィルターを通しての解釈を聞かされ続けて、ますます親鸞会教義に染まっていくことにやります。
確かに何百年も昔の文章で、ある程度わきまえておかねばならない意味もありますが、会長しか正しく理解できないものがお聖教ではありません。それに会長の解釈は間違いだらけですから、何かの縁で会員にその情報が伝わってほしいです。

・批判サイトを読んでも、理解不足でどこが間違いなのかよくわからない
→会員の中には親鸞会教義すら理解していない人が多いです。先輩に突っ込まれて親鸞会でも言わない珍説を唱えだす現役会員もいました。その現役会員は会の中では教義に明るい方なのですが、彼からしてそうですから、大半の会員の理解度は推して知るべしです。

・親鸞会以外の話はみんな間違いだと思っている
・真宗の教えをまともに説いている知識を知らない、或いはいないと思っている

→情報統制によって生じる弊害です。私もそうで、失意と不安の中、退会に踏み切りました。今となってはその選択は正しかったのですが、これがネックで退会できない人も多いと思います。
しかし、会に止まっても助かる可能性が絶望的なのはお分りでしょう。貴方より遥かに頑張っている人達が救われていないのです。勇気を出して決然と一歩を踏み出して下さい。そういう人のお手伝いを私もしていきたいと思います。

・幹部講師や支部長などがあらかじめワクチンを打っておき、道連れを防ぐ
→情報統制と関連しますが、「こんなことを言う者がいる」と言ってねじ曲げた批判内容を伝え、あくまで親鸞会が正しいと内輪で結束を固めるのです。これによって会員が批判に接しても動揺しなくなります。いわゆるワクチンになるのです。
かつての仲間たちは恐らく上層部からのワクチン接種を受けたのでしょう。こういうことに関しては対処が素早い親鸞会です。

・人生苦悩の有様、人間の実相が親鸞会で言われる通りだと思う
→これで辞められない人も多いでしょう。具体例を用いての説明は分かりやすく、納得する話が多いです。
ところが、人間の実相が親鸞会で説かれる通りだとしても、私が助かる法まで正しいとは限りません。その点私の考えは早計でした。なぜ親鸞会に止まっていたかと言えば、「人間の実相が真実だと思うから」でした。どうすれば助かるのかという法の部分は実はめちゃくちゃであることに気付くまで随分時間がかかってしまいました。

・家族、配偶者、子供、友人、恋人が会員で、関係が悪くなったり絶たれたりすることを恐れる
→これも多いでしょう。しかし家族と言っても私の後生を引き受けてくれるわけではありません。こういう人は既に目的が違ってしまっていることを自覚し、よく考えて行動して頂きたいと思います。

・仕事や活動が忙しく、調べるような気力が生まれない
→次々と活動に追い立て、中々時間が取れないようにしているのではと思うほど、会員は休みの日も頑張っています。そういう努力と救いは無関係であることを知ってほしいです。

・地元の法話に参加して支部長や友人の会員と触れ合うのが生き甲斐
→学友部でも友人や異性目当てに来る人があると思いますが、支部の中高年層に多いと感じます。
生き甲斐ですから、取り上げるのは難しいです。こういう人は目的が違いますから、何かあればすぐ離れるか、他に行く所がないから止まるかのどちらかでしょう。


他にも理由があると思いますが、思いつくところを書き出してみました。
何にせよ、我が身の無常を感じ、親鸞会教義が機に合わないと思わないと疑問は生じず、本気で救いを求めていないと親鸞会というぬるま湯から抜け出そうと踏み切らないでしょう。
ついこの間F館のお仏壇の財施をしたのに、今度はダムや遊歩道、駐車場、車庫の建設にまた財施が募られています。これ以上色々なものを無駄に費やす前に、親鸞会から抜け出る方が一人でも多く現れてほしいと念じています。
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No title

やめた後,どうしていったらいいのか分からない,不安だから留まっているという人もあると思います。次いくところが見つかる,あるいはやめた後の見通しが持てれば,あとはそれこそ勇気と決断一つということになると思います。

>元会員様

そこですよね。
親鸞会の他にも聞ける所はあるのですが、親鸞会以外は皆誤りとたたき込まれていますから難しいのだと感じます。
京都の西本願寺、華光会、東京でも築地本願寺など、そこで本願力回向の行信を説かれる知識から聞いて頂きたいです。

No title

いまはネットのおかげで、自宅に居ながらして、市原栄光堂さんやすねいるさんなどのサイトから和上方のご法話CDを求められますし、書籍もアマゾンその他で通販で手に入りますしね。

直に法縁に接するとなると出かけなければなりませんが、無碍光ですからいつでもどこでも救い(仏勅)は現前に届けられていますから、直の法縁に会わねばならないという教えではないですからね。

プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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