絶対の幸福と聞くと・・・

「相対の幸福と言われるものに対して絶対の幸福がある」
親鸞会学友部に勧誘された人は、初期にこのような話をききます。

では、こう聞いて思い浮かべる絶対の幸福とは、どんな幸福でしょう?
私は、心は常に歓喜に満ち溢れ、嫌なことが起きてもすぐ転悪成善と転じ変わって、常に前向きにたくましく生きられるようになり、どんなことがあっても崩れない喜びの身になるのかなぁと想像していました。
そういうものは米と藁で言ったら藁だと言い聞かせていましたが、「救われたらこの世から絶対の幸福に生かされる」と聞くと、救われたなら想像もできない喜びが常に続くのだろうと思っていました。
会員の皆さんは、絶対の幸福ということをどのようにとらえているでしょうか?

阿弥陀仏に救われて変わるのは、本願に対する疑いが晴れるという点です。
他力回向の教えをその通りその通りと疑いなく聞かせて頂くことができます。方法論は吹き飛んで、ただ南無阿弥陀仏しかないと知らされます。
他は煩悩が変わりませんから、人格も性格も考え方も、救われたからと言って変わるものではありません。驚くほど何も変わりません。見事なまでに自力の計らい、疑情だけがきれいに無くなってしまうのです。

私の事を書きますが、先に書いた予想は見事に外れました。それはそうです。あれは私の欲から出る希望であって、「迷いの世界から出離させて仏にする」という阿弥陀仏の願いではないからです。
私は人より苦しみに対する耐性が弱いですから、救われても苦しいことは苦しいし、つらいことはつらいです。死ねば仏になる身に救われていながら、本当に情けないことです。
ただ、愛憎の煩悩に迷い、後生とも菩提とも思わない助かる縁のない私をそのまま救う本願のかたじけなさよと思う時、喜びがあります。後生は阿弥陀仏にお任せですから安心です。法に触れなければ、無仏・無仏法の私の生活に法悦は見当たりません。

さて、喜びについて書きましたが、喜びで救いを判断することはできません。何で判断するかは、本願に対する疑いが無いということです。如来の「助けるぞー」の仰せを「はい」と頂いたのです。


「救われたら大きな喜びが起こるはずだ」
「救われた一念は盲者開眼の一刹那よりも明らかな自覚があるはずだ」
「救われたら一切の過去も未来も明らかになる」
こんな予定概念を抱いて、自分はそうなっていないから救われていないと思うのは、求めるものが間違っています。間違った教えを聞いてきたからです。
ただ聞くべきは本願、たのむべきは弥陀如来です。
本願のお助けを聞いて疑いを交えない、これだけです。「こんな風になるはずだ」という思いは、阿弥陀仏に対して「こうしてほしい」と要求している自力の計らいで、邪魔です。

「この世が絶対の幸福に生かされなければ、死んでからも助からない」
こう思っている人は、自分の思いを優先して本願を聞いていませんから、絶対の幸福ということは忘れて頂いて、本願のこころを他の知識から聞いたり、本を読んだりして下さい。
「助けるぞー」の仰せをそのまま聞く以外に何もありません。後は、御助けあるべきことの尊さよとお念仏申すばかりです。

南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
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No title

S会では、まるで救われるとスーパーマンか大菩薩様になるかのように説かれてましたからね。
今思うと、あれは会員さんに「会長センセイはわれわれ凡夫は遠く及ばないスーパーマンなんだ!」と思わせてMCする為の悪辣なやり方だったんだとわかります。
善導大師の機の深信のお言葉どおり、信前信後通して、死ぬまで自力無功は自力無功、泥凡夫は泥凡夫、わが力にてはお浄土へは影さえもささぬ存在なんですよね。
自力の計らいが無くなれば、そんな者を必ず助ける南無阿弥陀仏、「つれてゆくぞ」の仰せ一つに満足させていただけるわけで、まことに「ただ念仏のみぞまこと」の御開山様のお言葉がありがたく偲ばれます。

南無阿弥陀仏

>Rudel様

そうなんですよね。
TS会では「救われたらこうなるはずだ」などと想像して、救われたわけでもないのに救われたという人を非難する、そういう人ばかりです。これはお聖教の誤読と、ヘンテコ教義の聞き過ぎから来ています。
TS会的思考では本願を聞くことはまずできないでしょう。向きが反対なのですから・・・
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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