退会から1年を振り返る

本日で担当の支部長に、親鸞会より貸与された本尊を返却して1年になります。高森会長や親鸞会という組織の実態と、教義の誤りに気づいて退会でき、本願の救いに遇えた身としては、退会という決断は本当に良いことでした。あのまま会に止まって、先に無常を迎えてしまっては、永劫に亘って流転を重ねていたかも知れません。淳心房、危ない所を救われました。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏


それにしてもこの1年で、様々な事がわかりました。本日はそれをまとめて書きたいと思います。

まず、高森会長や組織に対することとしては、

・会長は学生時代、伊藤康善師、増井悟朗師らと共に華光会に在籍し、彼らを師、同行として活動していたこと。先輩方から聞かされた「先生の善知識は教行信証だ」などという情報と食い違う。
・「会報」「こんなことがしりたい」「白道燃ゆ」「光に向かって」等、会長の著作といわれるものの大部分は大沼法竜師、伊藤康善師らからの盗作であること。
・最近は体験談を話すのは異安心と言っているが、会長の華光会在籍当時の記録には、自身の体験談が事細かに述べられている。それに過去の説法や「顕正新聞」、また「法戦」でも、体験談が語られている。
・正本堂には会長や一族専用の玄関、大広間、厨房、トイレ等の施設が会員の浄財によって造られ、真生会、弘宣部ビルなどにも専用の施設がある。会長が独自に買収した絵画等に御報謝を募り、飾っている。同朋の里F館は5階建と会員に案内がありながら、実際は6階に会長御殿を造っている。
・加えて今年8月には同朋の里に巨大なダムや遊歩道、バス車庫、駐車場等を第3期工事と称して建設している。どうもこれが会員の了承を得ないまま独自に着工し、途中で案内がされたようである。
・昨年は豚インフルエンザで法話中止。教学講義の受講制限の廃止。テレビ座談会の推進。極め付けは今年2月の法話が「大雪」の為に中止。「大千世界に満てらん火をもすぎゆきて」「雨風雪はもののかずかは」ではなかったのか。
・貸与される正御本尊は安物の劣悪な材質で造られ、「南無阿弥陀仏」の横に「愚禿釈親鸞」の「親鸞」だけをぶった切って貼り合わせた細工本尊である。

などがあります。
普通に学校の先生や大学教授が経歴を詐称していたり盗作をしていたり、途中から正反対の事を言いだしたりしたら、その人の信用が落ち、信用できなくなるのは当然のことです。

ところが中には、「先生の過去や組織に問題があったとしても、教えさえ正しければいい」という会員さんもあるでしょう。私もそういう傾向がありました。しかし、実は教義こそがでたらめだったのです。
枝葉末節は挙げるとキリがない位間違っていますが、中でも救いに関わる重大な誤りを2つ挙げると、

・本願力回向の教えが、自力回向、自力修行の教えになってしまっている。つまり私が阿弥陀仏に向かって救いを求めていく構図になり、向きが本来の浄土真宗とは正反対。
・阿弥陀仏に帰命ではなく、知識帰命になってしまっている。


という点です。もう少し言いますと、

・「一切衆生、必堕無間」という言葉は経典やお聖教に根拠がない上、全ての人は死ねば必ず無間地獄に堕ちるといったことは釈尊や善知識方は教えられていない。
・善知識に無条件服従せよという教義はない。
・未信の者が他力の信心を獲るために、善をせよという教義はない。
・宿善を求めよ、宿善を厚くせよという教義はない。
・「十八願の救いに遇うには、十九、二十願の道程を通らなければならない」という、親鸞会流三願転入の教えはない。
・獲信を目指して、十九願の修諸功徳の善をせよというのは間違い。往生行としての諸善万行は雑行であるから、親鸞会は雑行を勧めている。親鸞聖人の教えに雑行の勧めはない。
・親鸞会流因果の道理は本来仏教で説かれる因果の道理とは違う。バラモン教に近い理論。
・聴聞の「聴」は善知識の話を聞いて合点していく聞き方だ、と教えられる根拠がない。
・そもそも十八願の信心も念仏も説明が間違っている。聞即信、二種深信などの誤り。

といった点です。


中には、親鸞会教義はちょっと間違っている位だろうと思っている方もあるかも知れませんが、とんでもありません。間違っている部分を探すより、合っている部分を探す方が難しい位です。盗作による寄せ集めであり、バラモン教やS価の思想も混じった教義では当然でしょう。


「今まで注ぎ込んできた苦労は無駄ではない」としがみつきたい方もあると思いますが、アニメ『世界の光 親鸞聖人』の以下の台詞を思い出してみて下さい。

・13歳で出家してより27年間、比叡山での難行苦行も、京都、奈良で学んだ華厳、法相などの学問も、この法然の後生の一大事の解決には、なりませんでした。泣く泣く山を下りました。(法然聖人)
・私は、比叡山も、20年の仏道修行も捨てました。(親鸞聖人)

アレンジすると、このように言い換えられます。

・○○歳で入会してより○○年間、親鸞会での破邪顕正も、財施も、聴聞も、とにかく暗記で学んだ教学聖典などの学問も、このわたくしの後生の一大事の解決には、なりませんでした。泣く泣く会を去りました。
・私は、親鸞会も、○○年の求道人生も捨てました。

自分の今までの行動が無駄であってほしくない気持ちは十分わかりますが、方向違いの努力をいくら重ねても甲斐がありません。今までの苦労を嘆くより、その嘆いている只今のわたくしを「助けるぞー」と喚んで下さっている仰せを聞く方が余程大事です。
愛憎の煩悩に迷い、到底生死を離れられない我々凡夫が、流転まぬがれ仏にならせて頂くという往生の一大事、今本願の仰せを聞かずしてどうして未来助かるでしょうか? 平生業成とは、求めていった先の未来の救いではなく、現在只今の救いということです。如来は、果てしない過去から今まで迷ってきた私に、ずーっと喚んで、喚んで、喚び続けて下さっていました。その如来の仰せを聞くのは、求めていった先の未来ではなく現在只今です。
明日、生きておれると思うから、今本願に救われていないことを何とも思わないのです。明日、生きておれないとなったら、悠長に善をして信仰とやらを進めてと考えている場合ではないでしょう。現在の私ではどうにもならん教えが、一瞬先にも消えゆく命を抱えた私を救えないことは火を見るより明らかです。
そのような教えからは速やかに撤退し、本願招喚の勅命を計らいなく聞き受けて、今度の一大事の往生をよくよく遂げて頂きたいと念願しております。


【参照】
以下は、組織や教義の真偽を検証するに淳心房お勧めのブログです。

組織面では
さよなら親鸞会
私の白道
なぜ親鸞会をやめたのか

教義面では、
親鸞会教義の誤り
飛雲
元会員から見た浄土真宗親鸞会
21世紀の浄土真宗を考える会
安心問答
用管窺天記
親鸞会の邪義を正す
苦笑の独り言
清森問答

等をよくご覧になられたらよろしいかと思います。
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いつも拝見させて頂いております。
淳心房様はよく勉強されておられると感心致しております。
ところで親鸞会の張り合わせの聖人のお名前ですが、愚禿抄ではなく福井県にある法雲寺が所蔵している「尊号真像銘文(略本)」だと思います。
参照サイト
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bunkazai/sitei/shoseki/hounji-songo.html

申し訳ありません。
本文を読み違えていました。
「愚禿抄」ではなく「愚禿釈親鸞」と書かれていますね。
本当に申し訳ありません。
携帯からコメントしたので、修正出来ませんでした。

>淀川コナン様

コメントを頂きありがとうございます。お気になさらず。
コナンさんはよく自分がツッコミしようと思っていたことを先に仰るので、たまに引用させて頂いています。
本尊に細工をするのは本当にどうかしていますし、命よりも大切と言われる本尊を退会時に返却という制度はおかしな事です。会員の皆さんにはそういう点からもどうか疑問を持って頂きたいと思います。

んん?

これ違うの?
http://blog.wikidharma.org/blogs/files/2010/04/gizou.jpg
違うならキチント鑑定してもらうのだけど、
http://blog.wikidharma.org/blogs/blog/2010/04/07/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%EF%BC%86%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E6%AD%A3%E6%9C%AC%E5%B0%8A/
どうなんだろ?

ところで、親鸞聖人のご著書に「本尊」という語(ことば)はありません。本尊論なんて、口に称えられるなんまんだぶを知らないアホの妄言であって、あほな論義は浄土真宗が偶像崇拝主義だと誤解されるじゃないですか。

>林遊@なんまんだぶ様

今、手元にレンタルコラージュ本尊がないのではっきりとは言えませんが、林遊さんが載せたURLを見た限り林遊さんに間違いなさそうですね。

本尊という言葉は覚如上人が『改邪鈔』等に使っておられますが、『改邪鈔』を普通に読むと「親鸞会は覚如上人の仰せと違うのでないか」と思われる点が多々出てきます。阿弥陀仏の大悲を無視して絵像・木像を退け名号のみに固執する親鸞会は、名号をも偶像化する恐れがあることを知るべきだと思います。
プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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