真宗の安心(3)

『親鸞の世界』(加茂仰順師)より引用

 次に、「この上は定めおかせらるる云々」とは、真宗の掟のことで、信のこころで世間道徳を堅く守れと示されるのです。それはこの度御法を聴聞させて頂いたのでこの恩を思うて社会に尽し、世間の道徳を守るのが、そのまま仏恩報謝になるからです。凡夫のすがたはそれでよいと如来は満足に思召されるから、報恩になるのです。ところが前に、人倫道徳を守るは雑行、称名するは雑修と申しましたが、今の言い方と矛盾するようにみえますが、そうではありません。つまり御恩報謝と心得て称名を申し、人道を守れとの思召です。しかしこれで往生すると思うから雑行雑修の自力の心となるのです。
 要するに、この領解文を頂きながら、後生(出離)の一大事を軽くみて、みずからたしかに弥陀をたのんだ一念の領解もなく、またこの本文さえも記憶せず、或るいはたとえ記憶はして出言はしていても、心口各異していて慚愧のこころもないということがあってはならないわけです。この出言の如く一念帰命の本源をあやまらず如実相応して、速かに一大事の往生を決定せねばなりません。
 この項の最後に附言しておきたいことは、出言の時の姿勢のことです。一般の様子を見ておりますと、手に数珠を掛けて、坐ったままの姿でなされているようですが、自分のお領解を出言するのですから、これはやはり、手を畳の上について、頭を低く下げて申すべきではないでしょうか。御本山の御正忌の改悔批判の御縁の時には、皆このようにして出言されています。これが正しい出言の態度かと思われます。

(p.77~p.78)
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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