真宗の安心(4)

『親鸞の世界』(加茂仰順師)より引用

 真宗の教えは、微塵も自らの功を認めず、絶対の仏力を以て救い給う法門であります。従ってそこには厳然として所廃と所立の別が立てられねばなりません。領解文は明らかにそこを示されるのです。
 (一)先ず所廃を示されるのは、自力無功をあらわすのです。これには、
 (1)行体廃(正行に対して雑行を廃す)
 (2)行相廃(専修に対して雑修を廃す)
 (3)心心廃(信順に対して功利心を廃す)
等の三つがあります。これらは、自分の欲求を充たそうとする功利心から、種々の自功を積もうとする心を廃するのです。即ち、あるものを廃捨してゆくのではなく、自分の素裸のすがたをしらせて、そのうぬぼれの心を払ってゆくのであることを示されるのです。
 (二)次に所立とは信順をすすめ給うのです。
 阿弥陀如来が、我等が後生を、一心にたのむばかりで救われることを示されるのです。救いの法義が明らかに聞えたらば自分のありのままの機相をしらしめられ、どのようにしてお助けにあずかるかを明らかにさせて頂けるのです。これが仏願の生起本末を聞くということになるのです。だから真宗の面目は聞名の宗教であると言い得られるのであります。つまり私共は仏願に随順するばかりです。しかもこの仏の願行成就の名号は、勅命として私共に向い給うてあり、その勅命は絶対命令ですから、少しの猶予も妥協もありません。ここに絶対信順の安心があるのであります。

(p.79~p.80)
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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