正信偈のあらまし(1)ー偈前の文

『親鸞の世界』(加茂仰順師)より引用

 真宗のご門徒の方々が、朝夕おつとめする正信偈は、句の数百二十、文字は八百八十ですが、そこにはどういうことが述べられてあるのか、まず全体のあらましからお話をいたします。
 この正信偈には真宗のみ教えが、すべてあらわされています。それというのも、おことばはわずかであっても、宗祖親鸞聖人が心血をそそいで書かれた教行信証の中心となるものをお述べになったのだからです。そこで正信偈のおこころをいただきますならば、聖人が真宗のみ教えを組織的に述べられた最も大切な教行信証六巻をいただいたと同じであります。
 正信偈は教行信証の第二巻行巻の終わりにありますが、この偈の前に、聖人が大無量寿経の要をお説きになっています。このお経は真宗が正しく拠りどころとする三部経の中で最も肝要なものですが、聖人は、この経に説かれている中心は、迷える私を助けんがために阿弥陀如来とならせたまい、たとい私がそれを知らなくても、如来は私を救わんがために、つねに喚んでくだされている、という根本のすがたである、と示されています。お釈迦さまがこの世にお出ましになったのも、これを私たちに知らせるためであり、真宗の肝要もこれであります。そこで聖人は、このことを正信偈の前に述べられているので、正信偈はこのいわゆる偈前の文から始まるということになります。

(p.212~p.213)
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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