正信偈のあらまし(3)ー本典と略典

『親鸞の世界』(加茂仰順師)より引用

 それでは、次に本典(教行信証)の正信念仏偈と、略典(文類聚鈔)の念仏正信偈の両者のあらわす意味のもようをうかがうことにいたします。
 それについて、いま「正信念仏偈」は信に即する行(名号)をあらわし、「念仏正信偈」は行(名号)に即するの信であることをあらわすのです。しかしつづまるところは、この両者は相違しないのです。言いかえれば本典の「正信の念仏」は信を具するところの行であることをあらわし、略典に「念仏の正信」と申されるときは、願力を全領するところの信であることをあらわすのです。要するに、いまお話しいたします「正信念仏偈」は名号、信心の二法、これを「行信」というのですが、これをもってその名称とされているわけです。しかもこの正信偈には大経や七高僧(浄土真宗の教義信心を伝えられた印度・中国・日本の七人の高僧)の著述の大切な思召を讃えられ、真宗の要義はすべてこの中に言いつくされてあります。これを行信の二法であらわされるというのは、本典の教・行・信・証・真仏・真土の六法は、教・行・信・証の四法におさまり、その四法はついに行信をかなめとし、これに結帰します。このゆえに本典の大要をこの偈にあらわされた宗祖のおこころは、行信の二法をあきらかにし、この二法を讃え、これを私たちにすすめ給うのであることが知られます。
 私たちは如来の仰せを聞かせていただくままに救われるのです。

(p.214~p.215)
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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