正信偈のあらまし(4)ー正信偈のあり場所

『親鸞の世界』(加茂仰順師)より引用

 内容へ入る前に、もうひとこと言うておくことがあります。それは、「正信偈」はなぜ本典の「行の巻」の最後に置かれてあるのか、そのわけについてです。
 「信の巻」は味わいの巻で、如来のよびごえが私たちに聞こえたすがたが信心ですが、それを示されるのが「信の巻」です。だから、そこに正信偈を置かれてもよいように思えますが、「行の巻」に置かれたところに深いわけがあります。
 「行の巻」には第十七願をかかげて、諸仏がたが十方法界に説かれるところの弥陀の名号が示されてあります。この世では釈尊がその名号のいわれをお説きになり、私たちがこの迷いの世界を脱して、さとりの世界へ往かせていただく大いなる力、その力をおさめて、よびごえとなって聞かせ給うことを告げられるのです。
 しかしてその名号が信心となり、称名となって私たちを浄土へ生まれさせ、さとりをひらかせてくださることを述べてあるのが「行の巻」です。だから信心となり、称名となるはまったく名号のおかげです。そうした名号のいわれをあらわされる「行の巻」であり、そのかなめの行信をあらわす正信偈ですから、どうしてもここにこの一偈が置かれねばならないわけがあるのです。

(p.215~p.216)
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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