【考察】「光に向かって進ませて頂きます」というフレーズについて(2)

親鸞会の会員さんが好んで使うフレーズである「光に向かって進ませて頂きます」の「光」とは、『親鸞学徒聖則』の始めに

一、親鸞学徒は、信心獲得することを本と致します。

とあるように信心獲得、あるいは信心の行者が往生する無量光明土(真実報土)であることは間違いないでしょう。そして、信心獲得に向かって進むとは、親鸞会で推進される活動を実践するということです。具体的には聴聞(主に高森会長の話を聞くこと)、おつとめ、六度万行(主に布施、中でも親鸞会への財施と親鸞会の教えを広める活動)がそれです。

しかし、信心獲得のための修善の勧めは教義的に様々な疑問が生じます。まず、二双四重の教判では、

横超…18願
横出…19願・20願


と分類されます。

「横超の救いにあずかるのに、横出の行を修せよ」という教義は、珍しい教えにはあるかも知れませんが真宗にはありません。横出の教えをいくら実践しても、方便化土にしか往けないのは当ブログにて今まで挙げてきた聖人のお言葉から明らかです。


次に、自余の万善・万行は、真宗では雑行と名づけて嫌われています。『御文章』が分かりやすいのでいくつかお示しします。

その信心をとらんずるやうはいかんといふに、それ弥陀如来一仏をふかくたのみたてまつりて、自余の諸善・万行にこころをかけず(2帖目2通)

そもそも、阿弥陀如来をたのみたてまつるについて、自余の万善万行をば、すでに雑行となづけてきらへるそのこころはいかんぞなれば、(乃至)さて南無阿弥陀仏といへる行体には、一切の諸神・諸仏・菩薩も、そのほか万善万行も、ことごとくみなこもれるがゆゑに、なにの不足ありてか、諸行諸善にこころをとどむべきや。(2帖目9通)

しかればこの阿弥陀如来をばいかがして信じまゐらせて、後生の一大事をばたすかるべきぞなれば、なにのわづらひもなく、もろもろの雑行雑善をなげすてて(乃至)このほかには別の仏をもたのみ、また余の功徳善根を修してもなににかはせん。(3帖目4通)


定散二善も勿論自余の万善・万行に入ります。親鸞聖人の教えに雑行の勧めはありません。

このように、二双四重の教判や、往生行としての諸善万行は雑行であるという観点から、未信の者が信心獲得するために善を修せよと教えることが真宗の教えに反していることがお分かり頂けると思います。
真宗の教えは、本願の名号のいわれ、仏願の生起・本末を聞く以外にありません。本願(第18願)を聞くのがすなわち信です。獲信のための(因縁になる)自力諸善(=雑行)を勧める知識は断じて善知識とは言えません。真実の行信どころか仮の行信に聞法者を止めさせる悪知識ですから、そういう悪知識からは一刻も早く離れて、直ちに本願を正しく教える人を求めて聞いて下さい。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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