「雑行を捨てるために雑行をせよ」という教えは、もちろん宗祖の上にはありません

上よりこのかた一切の定散の諸善ことごとく雑行と名づくの記事にコメントを頂きました。ありがとうございました。

広島の名無し様より
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かつて親鸞会で「善を捨てるには、善をとことんやらねばならぬ」と聞いた時は、大いに納得もし、感動すら覚えていました。(といても、積極的に活動するような優秀な会員ではありませんでしたが)
「確かに、自分で実地にやってみて、それでダメと分かれば捨てようとせずとも自動的に手放せるはず。また、これなら因果の道理(善因善果)に対してもギリギリセーフで抵触しない(?)だろう」というように納得していました。もちろん、当時の私も高森先生信心を強く持っていたのでその影響も大きかったのでしょう。
もしも、会員現役時に、「雑行を捨てるには雑行をとことんやってみなければならない」と聞かされていれば違和感や不審感を持ち、もっと早い時期に親鸞会教義に疑問を持つことができたかもしれません。
ですので、親鸞会にその教義を見直すことを望めないなら、せめて(不謹慎かもしれないけれど)「雑行を捨てるには雑行をとことんやってみなければならない」と会員さんに説教してもらいたい。そうしたら、違和感を覚える会員さんも出てきて、覚醒が促されるのではないでしょうか。その時は、淳心房さんも更に鋭いツッコミを入れて下さるでしょうし(^-^)v、あちこちで火の手が上がると思うのです。それこそ打てば響くが如く。

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高森先生信心のある状態で、キサー・ゴータミーの話や、

 ではなぜ、信前の人に、自力一杯の聴聞や、破邪顕正、布施行などの諸善を勧めるのか。
 机上の空論や、合点なら易しい。仏教は、行学である。
自力は捨てもの、間に合わぬものと、合点するのはたやすいが、実地の体験は、難中之難、無過斯だから、浄土は、易往而無人なのだ。
 後生の一大事の解決には、自力は間に合うか、合わないか、実際、全力を尽くして、初めて、出来ることか、出来ないことか、可能か不可能か、ハッキリ知らされるのだ。(『本願寺なぜ答えぬ』p.127~p.128)


という文章、また、その直後に譬えとして出されている、子供に瀬戸物を持たせて自分には持てない物であることを自覚させる話(『本願寺なぜ答えぬ』p.128~p.130参照)などを会長や講師から聞いたり本で読んだりすると、「そうなのか」「そうなのだろう」と思ってしまうでしょう。その根拠として、

・たとひ大火ありて三千大千世界に充満すとも、かならずまさにこれを過ぎて、この経法を聞きて歓喜信楽し、受持読誦して説のごとく修行すべし。(大無量寿経)
・たとひ大千世界に みてらん火をもすぎゆきて
 仏の御名をきくひとは ながく不退にかなふなり(浄土和讃)
・火の中を 分けても法は 聞くべきに
 雨風雪は もののかずかは(蓮如上人)
(※実際は上の歌は花園法皇の歌です。『21世紀の浄土真宗を考える』何度言ったら分かるのか参照)
・仏法には世間のひまを闕きてきくべし。世間の隙をあけて法をきくべきやうに思ふこと、あさましきことなり。(御一代記聞書)


などを出して「ド真剣な聴聞を勧められたお言葉」として説明すれば、純粋な会員はコロッと騙されて活動に邁進することと思われます。私もそこまで積極的に活動するような優秀な会員ではありませんでしたが、月3回富山へ行き、教学試験を連続して受ける程度はやっていました。
しかし、そうやって自力一杯の聴聞、破邪顕正、布施行を勧めることは雑行を勧めることであり、それらに励むことが自分の救いに連なっていくと考えることが、回向を首として大悲心(南無阿弥陀仏)を成就された本願のこころに真っ向から反する自力の計らいだったのです。

親鸞会ではこうした「雑行の勧め」をごまかすために色々と詭弁を用います。

「寝ていて転んだ試しなし」
「たばこ飲まない人にたばこを飲むなとは言わない。たばこを飲んでいる者にたばこを飲むなと注意する。雑行をやっていない者に雑行を捨てよとは言われない。雑行をやっている者に雑行を捨てよと言われる」


等と話して、雑行の説明をしていき(「後生の一大事を助かろうとしてやっている諸善万行」と説明されます)、

「後生の一大事が知らされなければ雑行は出てこないし、分からない」
「雑行が出てくるところまでも進んでいない」


と説くことで、聞く者は「まず後生の一大事を知らされなければ、雑行が何か分からなければ、雑行が出てくるところまで進まなければ」という気持ちになり、そのために親鸞会で推進される活動に励むようになります。ストレートには説きませんが、親鸞会は、「雑行を捨てるには雑行をとことんやってみなければならない」と言っているようなものです。「雑行を捨てるために雑行をせよ」という教えは、もちろん宗祖の上にはありません。
私も、建前ばかり飾らずにストレートに説いてもらいたいとは思いますが、親鸞会はこれからも公式見解で「雑行を捨てるには雑行をとことんやってみなければならない」と言うことはないでしょう。ただ、説き方はこうだけど実際はこうだということや、どんどんと飛び出してくる珍説はありますので、それらを取り上げていきたいと考えております。


ため息様より
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現在の会員の多くは 救われる 事を リアル に考えていません。
「信心決定をリアルに考えていますか?」と 質問すると たいがいの人は
返答に困ります。
問われた事もなく 考えた事もないのでしょう。

真面目に救いを求めていた人達の 多くは退会しています。
今残っている人たちは 信仰を進めたいと思っている人、とことん会長を
信じている人 深く考えずに真実を求めている自分に酔っている人 等
ですが その人達にとことん 善を勧めれば 命すら投げ出して 会長、 組織に
尽すでしょうね。 

なんせ 救われるのは 二の次になっていますから。
活動する事に 安心を求めている人達です。
聖典を読む人がいない今、間違いに気が付く人は 今までより少なくなるでしょう。
MCの 恐ろしいところです。
そんな人達にもっと 善 をせよって言ったら 退会者も出ますが
活動死する人も 出そうです。


落慶で約8000人強と聞きました。約6年で 1000人以上は 新しい人が
会員になっているでしょう。
しかし、今年の初聞法会では 4000人前後です。
今の中途半端な 会長の話が 一番不信感を 呼ぶようにも思います。

ですから 何かきっかけがあると 退会者は 加速的に増えると思います。

すみません 広島の名無し様の ご意見に反対という訳ではありません。
講師の中には とことん善(雑行)をするって言う言い方に 
「それはちょっと…真剣に善をしましょう」と 言いなおします。
会長の言い方が正しい らしいです。
相手によって 有効な言い方があるようです。

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信心決定したいと思っている会員さん、そう思って活動している会員さんは多いでしょうが、自分が現在只今、実際に、リアルに信心決定できると思っている人はまずいないでしょう。MCによって会員さんの頭は宿善ポイント制、信仰進行型の考えですから、平生只今の救いが信じられない無宿善の機になってしまっているのです。
今残っている人のほとんどは情報弱者、高森先生信心の強い人、外に踏み出す勇気のない人、サークル活動の延長の人、目的違いの人、などで、ため息さんの仰る通り真面目に救いを求めている人はあまり残っていないと私も思います。そういう人達に、一個人が何か言っても無駄だということは昨年の経験からよく分かっていますので、「今の中途半端な会長の話が一番不信感を呼ぶ」ことに期待しています。実際珍説が多く、「さすがにおかしい」と気づく人がいますからね。
このままだと教義も組織も問題だらけの「親鸞会」という丸太に裏切られて苦しむことは必死です。まだ参詣している4000人ほどの方々も何かのきっかけで気づいて頂きたいものです。
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本気出して聞くのは象行?ぎゃくしん前は自力しかできないの、どーしたらよいだ?

射乱時灯台棒は、弥陀がどーしたかを聞くって言うのだが、おらの頭は中学止まりで、ぴっぴろぴ

>絶倫棒様

聴聞を雑行と言われた根拠は知りませんが、「本気出して聞く」と仰ることの裏には、「本気を出せば本願が聞ける」という自力の計らいがありませんか?
自力しかないから他力によって摂取されるしかありません。他力の法を聞く、聞いたら助かるのではなく、弥陀の「助けるぞ」を聞くのです。自力の本質だから仕方がありませんが、考えが逆さまになっています。何も難しいことを要求しているわけではありません。中学生の頭で十分です。計らいを止めて、必ず助ける本願をお聞きください。

もちろんございます
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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