蓮如上人と三願転入にどのような関係が??(3)

今回も蓮如上人のお言葉を通して、真宗に親鸞会流三願転入の教えなどないことを見ていきたいと思います。

 これによりて親鸞聖人のすすめましますところの他力の信心といふことを、よく存知せしめんひとは、かならず十人は十人ながらみなかの浄土に往生すべし。
 さればこの信心をとりてかの弥陀の報土にまゐらんとおもふについて、なにとやうにこころをももちて、なにとやうにその信心とやらんをこころうべきや。ねんごろにこれをきかんとおもふなり。
 答へていはく、それ、当流親鸞聖人のをしへたまへるところの他力信心のおもむきといふは、なにのやうもなく、わが身はあさましき罪ふかき身ぞとおもひて、弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて、もろもろの雑行をすてて専修専念なれば、かならず遍照の光明のなかに摂め取られまゐらするなり。これまことにわれらが往生の決定するすがたなり。このうへになほこころうべきやうは、一心一向に弥陀に帰命する一念の信心によりて、はや往生治定のうへには、行住坐臥に口に申さんところの称名は、弥陀如来のわれらが往生をやすく定めたまへる大悲の御恩を報尽の念仏なりとこころうべきなり。これすなはち当流の信心を決定したる人といふべきなり。(御文章2帖目8通)


まず、親鸞聖人のお勧めは「他力の信心」つまり第18願であって、「(19願の善、20願の念仏の実践の末、18願の世界に入るという親鸞会流の)三願転入」ではありません。では、その信心を獲得して弥陀の報土に参ろうと思うならどのようにしたらよいと教えられているでしょうか? 誰しも聞きたいことでしょう。お手紙の中でも尋ねている人がいます。蓮如上人はそれについて「まず19願の善をせよ、三願転入しなければ助からない」などと教えているのでしょうか? 続きを読んでみたいと思います。

それ、当流親鸞聖人のをしへたまへるところの他力信心のおもむきといふは、なにのやうもなく、わが身はあさましき罪ふかき身ぞとおもひて、弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて、もろもろの雑行をすてて専修専念なれば、かならず遍照の光明のなかに摂め取られまゐらするなり。これまことにわれらが往生の決定するすがたなり。

衆生の造作は何も要りませんから「なにのやうもなく」です。我々に、阿弥陀仏に救われる方法論はないということです。
次に「わが身はあさましき罪ふかき身ぞとおもひて、弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて」ということですが、これは他力信心を機と法の二種に開いて表されています。この前半部分だけを読んで、「自己の罪悪に畏れなければならない」と理解してはなりません。他の御文章には「あながちにわが身の罪のふかきにもこころをかけず」(2帖目10通)「それわが身の罪のふかきことをばうちおきて」(3帖目1通)等とありますから、自己の罪悪は問題にするなということです。親鸞会のように自己の罪悪を問題にして、「後生に驚きが立たねばならない、地獄一定の自己が知らされねばならない」ということではないのです。これについて詳しくは、『元会員から見た浄土真宗親鸞会』『顕真』1月号法友通信を読むを参照して下さい。
「弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて、もろもろの雑行をすてて専修専念」ですから、ひとえに阿弥陀仏に往生をおまかせしなさい、往生行としての諸善万行をすてて正定業である本願の念仏を二心なく専ら称えなさい、とのお勧めです。定散二善をやりなさい、三願転入しなさいなどとは一言も書かれているどころか、「もろもろの雑行(定散二善などの諸善万行)をすてて」と仰っています。

また引くところの文(定善義)のなかに、「自余衆善雖名是善若比念仏者全非比校也」といふは、意のいはく、これ浄土門の諸行に約して比論するところなり。念仏はこれすでに二百一十億のなかに選取するところの妙行なり。諸行はこれすでに二百一十億のなかに選捨するところの粗行なり。 ゆゑに「全非比校也」といふ。また念仏はこれ本願の行なり。諸行はこれ本願にあらず。ゆゑに「全非比校也」といふ。(選択本願念仏集)

とあるように、定散二善などの諸行は本願の中に選び捨てられた粗行であり、念仏は本願の中に選び取られた妙行です。選び捨てられた粗行をことさら勧め、選び取られた妙行を軽視するのでは、善知識方のお勧めとは逆です。親鸞会は親鸞聖人と逆のことを勧めていることをお分かり頂くと共に、他力の信心を獲るのにこちらの造作は要せず、ひとえに如来のおはたらきで信心を獲ることを知って頂きたいと思います。
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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