弥陀の救いを『「よーいドン」とスタートして、段々と救いへと進んでいって、そしてゴール』のようなものと考える誤り

親鸞会では弥陀の救いを取り違え、他力回向の教えを自力回向的な教えとしてしまっています。その代表的なものが、

・光に向かって進ませて頂きます
・宿善は待つにあらず、求むるものなり
・善をしなければ信仰は進みません


といった文言です。縦と横の線による刷り込みと合わせ、まるで、弥陀の救いを『「よーいドン」とスタートして、段々と救いへと進んでいって、そしてゴール』のようなものと誤解してしまいます。このような間違ったえせ法門を聞いている者は、如来の方から近く近く差しつけられている御名を受けよという教えに反し、自分の方から如来に近づいて救いを獲ようという考えに陥ってしまうのです。この自力回向的な教えが垣間見える一端が『なぜ生きる』に書かれています。

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 生きる目的がハッキリすれば、勉強も仕事も健康管理もこのためだ、とすべての行為が意味を持ち、心から充実した人生になるでしょう。病気がつらくても、人間関係に落ち込んでも、競争に敗れても、
「大目的を果たすため、乗り越えなければ!」
と“生きる力”が湧いてくるのです。
 ニーチェは『道徳の系譜』に、なぜ生きるかがわかれば、「人間は苦悩を欲し、苦悩を探し求めさえする」と書いています。方向さえ正しければ、速く走るほど早く目的地に着きますから、損をする苦労は一つもありません。人生の目的成就のためならば、時間、体力、お金をどれだけ使っても、百パーセントそれらは生かされます。使い捨てにはならないのです。(p.35)

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教えは関係なくこれだけ読めば何ともない文章かも知れません。生きる方向性を見失っている人には、励まされる言葉となるかも分かりません。しかし、親鸞会では「生きる目的」「人生の目的」は「弥陀の救い」「弥陀に救われること」であると定義していますので、弥陀の救いを求める人にとってはその障害となるのです。少々言葉を補って引用文の最後の二行を読んでみますと、

・人生の目的成就のため(弥陀に救われるため)ならば、時間、体力、お金をどれだけ使っても、百パーセントそれらは生かされます。(弥陀の救いを求めて使った時間、体力、お金は)使い捨てにはならないのです。

となります。信後の人にとってみたら、全ては弥陀の仰せを聞くためにあったのだと思えるかもしれません。私も、そのように受け止めています。
問題は信前の人です。これを信前の人が読んだら、弥陀の救いを求めて使った時間、体力、お金は使い捨てにはならないと思い、あてにこそすれ捨てることはできないでしょう。親鸞会お得意の詭弁を聞いたとしても、救われるその時までは必要、縦の線にたどり着くまでは必要と、やはり捨てることはできません。
また、著者側には、「損をする苦労は一つもないし、やればやるだけ早く目的地に着くのだから(弥陀に救われるのだから)、どんどん時間、体力、お金を使いなさい」という意図が見えてきます。そして会員にとっては、そうしていくことによって救われると受け止めるような発言を高森会長はしています。(『元会員から見た浄土真宗親鸞会』他力回向にも平生業成にも反する能登会館落慶祝賀会での高森会長の話参照)
会員にしてみたら、阿弥陀仏からのご褒美と聞いて思い浮かべるのはお金でも、財産でも、地位でも名誉でも、友人でも恋人でもないはずです。そういった世俗的な幸せはやがて必ず崩れ去ると再三話していますからね。じゃあ何かと言えば、彼らの目的である信心獲得でしょう。しかしどれだけ活動してみたところで、そんなもので救われるものではありません。また、会長さんは突っ込まれたら「そんなことは言っていない」と逃げるでしょうからどこまでも無責任です。

これでは、如来と私はいつまでもすれ違いのままです。早くこのようなすれ違いをさせている教えからは離れ、本願を仰いで頂きたいと思います。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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