如来さまが、たすけるぞよと、よびかけたもうことを聞いて、自分の思いを入れず

『浄土真宗 信心』(加茂仰順師)より引用

  三 仰せのままを、おうけする


  四

 「助けるぞよ」の、そのままに、聞こえたとは、如来さまのお助けのお慈悲の心が、いただかれたことであります。
 これを、如来さまのお助けに、助けられたと申されるのであります。
 お助けに助けられたのを、信心と申されるのであります。
 いよいよ信じられた。疑うてはいませんと、いうのは信心ではありません。これはむしろ疑いの中に、入ります。
 如来さまが、たすけるぞよと、よびかけたもうことを聞いて、自分の思いを入れず、まるまる如来さまのお助けにあづかることと、いただく、はじめの念を、信の一念と申されてあるのであります。

(p.27)



阿弥陀仏の名号、すなわち「助けるぞよ」を聞くのが信です。「助けるぞよ」を聞いて、自分の思いを入れず、まるまる阿弥陀仏にお任せしてしまうのです。
これは何も難しいことではありません。ただ、特にヘンテコな教えを聞いてきて先入観がある人は、直ちに如来の仰せを受け入れることができないかもしれません。例えば私は、方便の善が必要だとか、必ず通らねばならない道があるだとか、真実の自己が知らされねばならないだとか、因果の道理が徹底されねばならないだとか、そんなことばかり聞かされてきましたが、それらは弥陀の救いとは全く関係ありませんでした。

つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり。往相の回向について真実の教行信証あり。(教文類)

こう顕されて、『教行証文類』では往相の廻向について真実の教行信証を教文類、行文類、信文類、証文類で示され、真実の行信によって得られる真実の証果であるさとりの境界を真仏土文類で示されています。それに対して化身土文類では方便と邪偽の教えが示され、それらに迷わぬように注意を促されているのです。ここでの方便の教えとは、聖道門の教えと、浄土門内でも方便化土へ往生する教えであり、真実報土へ往生する教えとは異なるものです。真実報土へ往生しようとするなら、邪偽の教えと同様に方便の教えも捨て去らねばなりません。
親鸞聖人は邪偽や方便の教えを離れて真実の教えに帰依されたことを三願転入の御文で表白されていますが、このお言葉を殊更重視し、方便を通らねば真実へ入れないなどと言い、私利私欲のために会員に善もどきの善を勧めて真実の教えを聞かせないなどもっての外のことです。そのような邪偽の教えを聞かされている人は、速やかにえせ法門から離れて、真実信心に基づいて頂きたいものです。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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