御文のうへに法門あるべきやうに思ふ人あり。大きなる誤りなり

『御文章』は凡夫往生の鏡と言われ、『御文章』の他に浄土真宗の教えはありません。このことを『御一代記聞書』には、

(177)
一 御文はこれ凡夫往生の鏡なり。御文のうへに法門あるべきやうに思ふ人あり。大きなる誤りなりと[云々]。
(蓮如上人の御文章は、凡夫が浄土に往生する道を明らかに映しだす鏡である。この御文章の他に浄土真宗のみ教えがあるように思う人がいるが、それは大きな誤りである。)

と教えられています。他にも、「『御文章』は阿弥陀如来の直接のご説法だと思うべきである」とも言われています。

(124)
一 御文は如来の直説なりと存ずべきのよしに候ふ。形をみれば法然、詞を聞けば弥陀の直説といへり。
(蓮如上人の御文章は、阿弥陀如来の直接のご説法だと思うべきである。その昔、人々が法然上人について、「姿を見れば法然、言葉を聞けば弥陀の直接の説法」といったのと同じである。)

ですので、蓮如上人は『御文章』に「阿弥陀仏の仰せには」と書いておられるのです。

(75)
一 聖人(親鸞)の御一流は阿弥陀如来の御掟なり。されば御文には「阿弥陀如来の仰せられけるやうは」とあそばされ候ふ。
(浄土真宗のみ教えは、阿弥陀如来が説かれたものである。だから、御文章には「阿弥陀如来の仰せには」とお書きになっている。)

では、阿弥陀仏は私たちにどのように仰せになっているのでしょうか。「阿弥陀如来の仰せられけるやうは」と書かれている四帖目九通を見てみます。

 当時このごろ、ことのほかに疫癘とてひと死去す。これさらに疫癘によりてはじめて死するにはあらず。生れはじめしよりして定まれる定業なり。さのみふかくおどろくまじきことなり。
しかれども、今の時分にあたりて死去するときは、さもありぬべきやうにみなひとおもへり。これまことに道理ぞかし。このゆゑに阿弥陀如来の仰せられけるやうは、「末代の凡夫罪業のわれらたらんもの、罪はいかほどふかくとも、われを一心にたのまん衆生をば、かならずすくふべし」と仰せられたり。かかるときはいよいよ阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、極楽に往生すべしとおもひとりて、一向一心に弥陀をたふときことと疑ふこころ露ちりほどももつまじきことなり。
かくのごとくこころえのうへには、ねてもさめても南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と申すは、かやうにやすくたすけまします御ありがたさ御うれしさを申す御礼のこころなり。これをすなはち仏恩報謝の念仏とは申すなり。あなかしこ、あなかしこ。


これについて詳しくは蓮如上人と三願転入にどのような関係が??(30)で書いていますので参照して下さい。阿弥陀仏の仰せは、「我を一心にたのめ、必ず救う」ということです。私達が浄土往生する手はずは既に阿弥陀仏の方で御用意下さっていますので、こちらとしては「必ず救うぞ」の仰せを計らいなく聞き受け、往生をおまかせするばかりです。これ以外蓮如上人は書いておられません。

・罪悪を責め立てて「一切衆生必堕無間」などと後生の不安を煽ること
・これから救われるには善知識(高森会長)の指示に無条件服従せねば助からないなどということ
・救われるには三願転入しなければならないと言って、19願の善を勧めること
・「宿善を求めよ、厚くせよ」と言って、宿善を厚くするために聴聞、勤行、六度万行を勧めること
・因果の道理を強調し、「これが分からなければ何十年聞いても仏教は分かりません」などと説き、因果の道理に従って廃悪修善をしていかねば救われないかのように説くこと
・二河白道の譬をねじ曲げ、白道を煩悩と闘って進んでいった先でなければ弥陀の喚び声が聞こえないかのように説くこと(アシスタント「なぜただ今救われないのかと思います。」会長「煩悩を恐れるまで進んでいないからだ」(親鸞会12月18日二千畳座談会より。)参照)


親鸞会で説かれるこれらのようなものは全て「阿弥陀仏の仰せ」以外のことです。『御文章』の上にない、文底秘沈の珍説です。ですので、親鸞会教義は「聖人の御一流」以外の教えであることがよく分かります。ですから、何十年聞いていても助からないというのはごく自然のことなのです。このような邪義をいくら信じて従ったところで獲信・往生は望めませんので、後生助かりたいと思う人は早く邪義を唱える人の手を離れ、本物の真宗を聞いて頂きたいと思います。
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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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