信もなくて、人に信をとられよとられよと申すは、われは物をもたずして人に物をとらすべきといふの心なり。人、承引あるべからず

(91)
一 わればかりと思ひ、独覚心なること、あさましきことなり。信あらば仏の慈悲をうけとりまうすうへは、わればかりと思ふことはあるまじく候ふ。触光 触光柔軟の願(第三十三願)候ふときは、心もやはらぐべきことなり。されば縁覚は独覚のさとりなるがゆゑに、仏に成らざるなり。
(自分だけがと思いあがって,自分一人のさとりで満足するような心でいるのは情けないことである。信心を得て阿弥陀仏のお慈悲をいただいたからには、自分だけがと思いあがる心などあるはずがない。阿弥陀仏の誓いには、光明に触れたものの身も心もやわらげるとあるのだから、信心を得たものは、おのずとおだやかな心になるはずである。縁覚は自分一人のさとりに満足し、他の人を顧みないから仏になれないのである。)

親鸞会では、このお言葉を根拠に顕正活動(勧誘)を推進します。ちなみに親鸞会での解説は、

聴聞と破邪顕正は車の両輪のようなものであって、聞いているだけで人に伝えなければその場をくるくる回っているだけで前に進まない。「自分さえ聞いておればよい」「人に伝えようとまでは思わない」という思いで人に伝えないようでは、蓮如上人は「あさましきことなり」と仰っている。「あさましい」とは「助からない」ということだ。

というようなことで、学生部会や支部会合では繰り返し聞かされました。助かるためには自分一人で聞いているだけではダメで、人にも伝えなければならないのかと思うと気が重くて仕方ありませんでした。

親鸞会を退会し、お聖教に直に触れて分かったことですが、本願を信じまかせる一つで往生は決まるのであり、弥陀に救われるために布教をせよとは真宗では教えられていません。人に伝えるのは仏恩報謝であり、それはまず自分自身の信心を決定して、その上で他の人々に信心を勧めるのです。信前の者には最高の宿善であるからやりなさいなどとはどこにも教えられていません。逆に、自分が信心を得てもいないのに人に信心を得なさいと勧めるのは、自分は何もものを持たないでいて人にものを与えようとするようなものであり、これでは人が承知するはずがないと蓮如上人は仰っています。

(93)
一 信もなくて、人に信をとられよとられよと申すは、われは物をもたずして人に物をとらすべきといふの心なり。人、承引あるべからずと、前住上人(蓮如)申さると順誓に仰せられ候ひき。「自信教人信」(礼讃 六七六)と候ふ時は、まづわが信心決定して、人にも教へて仏恩になるとのことに候ふ。自身の安心決定して教ふるは、すなはち「大悲伝普化」(同)の道理なるよし、おなじく仰せられ候ふ。
(実如上人が順誓に、「<自分が信心を得てもいないのに、人に信心を得なさいと勧めるのは、自分は何もものを持たないでいて、人にものを与えようとするようなものである。これでは人が承知するはずがない>と,蓮如上人はお示しになった」と仰せになりました。そして、「『往生礼讃』に<自信教人信>とあるのだから、まず自分自身の信心を決定して、その上で他の人々に信心を勧めるのである。これが仏恩報謝になるのである。自分自身の信心を決定してから人に教えて信心を勧めるのは、すなわち仏の大悲を人々にひろく伝える、<大悲伝普化>ということなのである」と続けて仰せになりました。)

親鸞会では、信心決定までのプロセスとして、高森会長から真剣に聴聞すること、親鸞会へ精一杯の献金をすること、一人でも多くの人を親鸞会に勧誘すること、等々、これらをしなければ信心決定できないかのように教えます。ところが親鸞聖人や蓮如上人はそのようなことは教えられておりませんので、信じて従っている会員がいつまでも信心決定できないのは当然の事です。なお、一応ここで論点ずらしの輩がいるかも知れませんので、「信前の者が布教してはならない」と言っているのではないことを断っておきます。
親鸞会での活動にいくら励んでも、それでは活動の量や熱心さをあて力にする自力の計らいが強まるばかりで、一向に他力回向の救いを受け入れることはできません。自力一杯励んでいない者が自力無功と知らされるはずがないなどと言ってはいますが、その根拠はお聖教にはないのです。いくら自力一杯励んでも自力は廃りません。本願を聞くところに自力は廃るのですから、会員の皆さんは誤った教義を捨てて、直ちに本願を聞いて救われて頂きたいと思います。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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