現在と信一念を分断し、平生業成を説かない親鸞会

最近の『安心問答』には、親鸞会会員と思われる人のコメントが多数見られます。例えば、

「このブログを読むことによって信心決定できますでしょうか?」(さっちゃんさんのコメントより)

には「アテナ」さん他、複数のハンドルネームでコメントがなされています。管理人でない私には会員と思われるコメント全てが同一人物のものなのか断定することはできませんが、とにかく彼(ら)は高森会長の擁護をしたいようです。
確かに何年も高森会長の話を聞き続け、人にも真似をして話をしていたら会の教義が染みついて中々離れられないことは分かります。また自分が先生と仰いで信奉している人が種々に非難されていたら擁護したくなる気持ちも分かります。私は会から離れて2年以上経過しましたので大分染みが抜けましたが、自分の気付かない所でまだ染みが取れていないかも知れません。まして現役会員ならばどっぷりと染料に浸かっていることでしょう。
しかし、それほど高森会長の教義の正当性を主張したいならば、会長の話がお聖教と合致していることを根拠を挙げて説明して頂きたいものです。高森会長は団体名を「浄土真宗親鸞会」としているのですから、浄土真宗の祖師方のお言葉が教義のものさしです。高森会長の話をものさしとして話を進められても、それは親鸞会の話であって浄土真宗の話ではないのです。

さて、「アテナ」さんは質問者である「さっちゃん」さんに以下のコメントをしています。

********************
アテナ 2012/03/09 22:29
さっちゃん様

>「現に今救われてない事実」が余計に疑 いを強めている気がします。

その通りです。

自分が救われていないと自覚したなら疑いが出るのは当然です。

それを「疑心あることなし」という一念まですすませていただくのです。

>でもそのはからいが捨てられないもどかしさがあるのです。

その「はからい 」とは捨てられないのが当然です。

なぜなら、それは阿弥陀仏に捨てさせられるものだからです。

ですから、自力では捨てられないと知らされる一念まですすませていただくのです。

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>「疑心あることなし」という一念まですすませていただくのです。
>自力では捨てられないと知らされる一念まですすませていただくのです。

「アテナ」さんがこのように言うのには、高森会長が毎回書く縦と横の線の図が大きく影響しています。正確には書けませんが、以下のような図です。

   |
   |                      人
   |――――――――――――――――
   |
   |

高森会長は、今「人」と書いてある位置が仏教(高森会長の話)の聞き始めだと言い、そこから横の線を左の方へと進んでいって縦の線まで辿り着いた時が信心決定だと教えます。縦の線の左側には、無碍の一道、人生の目的完成、生命の大歓喜、後生の一大事解決、往生一定などの言葉を書き連ね、「(縦の線を指して)ここが決勝点、ここが卒業、このために人間に生まれてきた、ここまで出るために仏教を聞いている」と話しています。そして、横の線を進むには、聴聞(親鸞会の話を聞く)、おつとめ、善(中でも法施(親鸞会への勧誘)と財施(親鸞会への献金))をすることだと教えています。なお、親鸞会ではこの横の道を、三願転入の道、二河譬の白道として、この道を進まなければ絶対に信心決定できないと徹底しています。
このような教えを繰り返し繰り返し聞かされ、人にも話していたら上記の発言は当然でしょう。とにかく縦の線まで聴聞、聴聞、おつとめ、おつとめ、善、善と、日々活動している人であれば自然とそういう考えになってしまいます。

ところが、このように現在と信一念を分断し、救いを未来に眺めてそこまで求めていくといったような教えは浄土真宗にはありません。親鸞会でいう「横の線」に該当する教えは見当たらないのです。親鸞聖人は往生・獲信を目指して定散二善や19願の善を実践せよとは仰っていませんし、二河譬の白道は信前自力の信心ではなく信後他力の信心をあらわすので、横の線を三願転入の道、二河譬の白道とする説は間違っています。これについては蓮如上人と三願転入にどのような関係が??のカテゴリに蓮如上人の『御文章』を通して検証していますので参照して下さい。
親鸞会の教えは、現在と信一念には距離がある、これから求めていかなければ信一念にたどり着けないというものですので、どうしても只今現在は助かりません。助かるとしたら只今現在ではなく求めていった先の未来です。これは平生業成に反しています。平生といっても臨終とは隣り合わせですから、現在助からないとしたら臨終業成、死後業成となり、親鸞会で謳っている一枚看板は偽物ということが判明いたします。本願の名号は現在只今の私に向かって「汝を救う」と喚びかけられている勅命でありますから、それを聞くのに何かが進むも進まないもありません。
平生業成にあらざる教えを聞き、救いは横の線を進んだ未来のこととしてとらえていてはいつまでも本願の仰せを聞くことはできません。会員の皆さん、今日や明日にも無常がやってくるかもしれないのに、またしても流転の旅へ出かけるつもりですか? ちょうど一年前の今日、犠牲となった多くの方々は「今日自分の死ぬ日だ」と思っていたでしょうか? この事件によって、いよいよ平生と臨終は隣り合わせと知らされます。真宗は今本願を聞いて今救いにあずかる教えであり、通らなければならない道などありません。先入観は捨てて、直ちに来たれの如来の勅命を聞いて頂きたいと思います。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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