高森会長の説く「一念の救い」は、言うなれば「一念別時意説」

『観経』に説かれた念仏往生説は、別時意という方便説であって、凡夫が称名をしたくらいで阿弥陀仏の報土に往生することなど決してできない、というのが、摂論宗の学僧らが唱えた念仏別時意説でした。以下、親鸞会で言われることは方便でも何でもないただの邪義だということを御理解頂いた上で、親鸞会で言われる「一念の救い」を考察します。


高森会長は法話にて、

「一念の救いですから、まだ説法が終わるまでに○○分ありますから十分救われます」

というようなことを話したり、『なぜ生きる』には

「弥陀の悲願は徹底しているから、一刹那に臨終の迫っている、最悪の人を眼目とされている。もしあと一秒しか命のない人に、三秒かかるようでは救えない。一念の救いこそが、弥陀の本願(誓願)の主眼であり、本領なのだ」(p.343)

と書いたりして、只今救われるようなことを説いたりします。一方、いつもの縦と横の線と人の図を書いて、

「後生の一大事が問題にさえなっていないのだからまだあの軌道に乗っていない」
「コンマ以下」
「黒板外」
「あの軌道に乗せるのにお釈迦様はご苦労された、それで四十五年かかった、一切経になった」


などと話し、救われるのは遠い先のことであるかのように説いたりします。

この両方を聞いている会員は、「一念の救い」をどう理解するでしょうか? 私は、「救われるのは一念だが、私はそこまで至るのに時間がかかる」と理解していました。というより、高森会長の話の整合性を考慮するとこの理解しかないのではないかと思われます。逸話で出てくる耳四郎や親鸞聖人、弁円などは宿善の厚い御方で、私のように宿善薄い者は一念の救いまでに長い求道が必要だと思うよりありませんでした。今から見ればこれは「飴と鞭作戦」だったことがよく分かります。

さて、高森会長の説く「一念の救い」は「救われるのは一念だが、ほとんどの人はそこまで至るのに時間がかかる」というもので、言うなれば「一念別時意説」です。ほとんどの人は横の線の軌道にも乗っていなく、何十年と聞いて求めたくらいで信心決定など決してできない、というものです。
「人生の目的が現在に完成する」などと言って誘い、蓋を開けてみれば完成するまでに何十年かかるか分からない、それどころか今生で完成できればいい方だ、でも完成しなければ後生は必堕無間だからやるしかない、とカルトまっしぐらの暗き道を歩ませるのが親鸞会です。教えが親鸞聖人とは異なりますから、いくら親鸞会の話を聞いて信じて従っていても他力の信心とは無関係です。そのような邪義とは即刻縁を切り、「只今救うぞ」の仰せを聞いて念仏して下さる会員さんが一人でも多く現れることを念じています。

特に大学新入生の皆さん、親鸞会は因果の道理、廃悪修善、善の勧めなどと体のいいことを言ってはおりますが、幹部は不倫疑惑をおこしたり、万引きをしたりしています。最初は親鸞会と分からないように正体を隠し、ダミーサークルまで作って勧誘しています。皆さんもそうやって勧誘されたことでしょう。また、いつでも法論に応じると言いながら約束の一つも守れません。今は合宿の真っ最中で情報に触れられないかも知れませんが、当ブログや他の親鸞会批判に接する機会があればと願うばかりです。
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No title

「一念別時意説」とは、なかなか鋭い考察ですね。

ところで、私の娘が通っている大学では、以前は活発だった親鸞会のダミーサークルはどうも消滅したようです。今は韓国系のキリスト教団体が活発に活動しているとのことです。新入生に異常に優しく親切な団体は要注意ですよ。カルト系でなくても、新歓コンパに異常に力を入れているサークルは入部後が悲惨だと、娘が言ってます。

>雑草様

ありがとうございます。

新入生の皆さんには親鸞会は勿論そうですが、他の宗教勧誘にも注意して頂きたいものです。雑草さんのコメントを参考になさってください。
プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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