来迎を説くことは、第十九の願にあり

存覚上人という方は、実によく親鸞会教義の誤りを指摘されています。まるで未来にこのような団体が出てくることを予見されていたようにも思えます。今日は『浄土真要鈔』を見ていきたいと思いますが、その内第一段については既に

【検証】一向専念無量寿仏とは

にて扱っているのでこちらもご覧下さい。今回は第八段を通して、第十九願はどのような願であると見られているかを見ていきます。


【8】問うていはく、来迎は念仏の益なるべきこと、経釈ともに歴然なり。したがひて、諸流みなこの義を存せり。しかるに来迎をもつて諸行の益とせんこと、すこぶる浄土宗の本意にあらざるをや。
 答へていはく、あにさきにいはずや、この義はこれわが一流の所談なりとは。他流の義をもつて当流の義を難ずべからず。それ経釈の文においては自他ともに依用す。ただ料簡のまちまちなるなり。まづ来迎を説くことは、第十九の願にあり。かの願文をあきらめてこころうべし。その願にいはく、「設我得仏 十方衆生 発菩提心 修諸功徳 至心発願 欲生我国 臨寿終時 仮令不与 大衆囲繞 現其人前者 不取正覚」(大経・上)といへり。この願のこころは、「たとひわれ仏を得たらんに、十方の衆生、菩提心を発し、もろもろの功徳を修して、心を至し願を発してわが国に生れんと欲はん。寿終るときに臨みて、たとひ大衆と囲繞してその人の前に現ぜずは、正覚を取らじ」となり。「修諸功徳」といふは諸行なり。「現其人前」といふは来迎なり。諸行の修因にこたへて来迎にあづかるべしといふこと、その義あきらかなり。されば得生は十八の願の益、来迎は十九の願の益なり。この両願のこころを得なば、経文にも解釈にも来迎をあかせるは、みな十九の願の益なりとこころうべきなり。(浄土真要鈔)


「来迎は念仏の利益であることは経釈ともに明らかです。ですから、諸宗ではみなそのように存じています。ところが来迎は諸行の利益とすることは、まったく浄土宗の本意ではないのではないでしょうか」

という質問に答える中で、第十八願と第十九願に触れられています。

まづ来迎を説くことは、第十九の願にあり。

と仰って第十九願文を引かれています。そして、

「修諸功徳」といふは諸行なり。「現其人前」といふは来迎なり。諸行の修因にこたへて来迎にあづかるべしといふこと、その義あきらかなり。

と言われ、諸行を修めた者を臨終に迎えに来ると誓われているのが第十九願であると解説されています。それから、

されば得生は十八の願の益、来迎は十九の願の益なり。

このように、浄土往生を得るのが第十八願の利益、対して来迎にあづかるのが第十九願の利益であると仰っています。

この両願のこころを得なば、経文にも解釈にも来迎をあかせるは、みな十九の願の益なりとこころうべきなり。

この第十八願、第十九願の両願の心を得たなら、経文にも解釈にも来迎はみな十九願の利益として説かれていると心得なさいというのです。

このことが理解できれば、第十八願の得生の益を得るために、第十九願を勧めることがいかにおかしなことかお分かり頂けるでしょう。第十九願を勧めるということは、来迎の益を勧めるということだからです。親鸞会は第十八願、第十九願の両願の心を知らない上に名利と常に相応していますから、己の欲望のために善知識方の教えをねじ曲げて平気なのでしょう。

そういえば、親鸞会では六度万行の中の「持戒」を「言行一致」「約束を守ること」として勧めていますが、その内の

「親鸞会は公約しています。親鸞会の主張に対して異議、反論のある方は遠慮なく申し出てください。相手が集団であれ、個人であれ、公開であれ、非公開であれ、討論であれ、文書討論であれ、相手の希望される方法で、時と場所を問わず、本当の親鸞聖人のみ教えを開顕するために、喜んで対決に応じます。」

という約束一つすら守ることができません。既に、

『飛雲』書面で法論を申し込んだら、”検討する”だそうです

の記事が出てから4ヶ月経過しますが、法論に関しては何の音沙汰もないようです。このような言行不一致な団体が「善の勧め」だ「因果の道理」だ「廃悪修善」だと言っていても何の説得力もありません。誰か高森会長に約束の一つ位きちんと守りなさいと伝えてあげて下さい。
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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