されば十八の願に帰して念仏を行じ仏智を信ずるものは、得生の益にあづかりて報土に化生し、十九の願をたのみて諸行を修するひとは、来迎の益を得て化土に胎生すべし

『浄土真要鈔』第12段は短いので全文掲載します。自力諸行による往生をもって辺地の往生ということは、どの文証にて心得たらよいでしょうかと質問がされています。

【12】問うていはく、諸行の往生をもつて辺地の往生といふこと、いづれの文証によりてこころうべきぞや。

 答へていはく、『大経』(下)のなかに胎生・化生の二種の往生を説くとき、「あきらかに仏智を信ずるものは化生し、仏智を疑惑して善本を修習するものは胎生する」義を説けり。しかれば、「あきらかに仏智を信ずるもの」といふは第十八の願の機、これ至心信楽の行者なり。その「化生」といふはすなはち報土の往生なり。つぎに「仏智を疑惑して善本を修習するもの」といふは、第十九の願の機、修諸功徳の行人なり。その「胎生」といへるはすなはち辺地なり。この文によりてこころうるに、諸行の往生は胎生なるべしとみえたり。されば十八の願に帰して念仏を行じ仏智を信ずるものは、得生の益にあづかりて報土に化生し、十九の願をたのみて諸行を修するひとは、来迎の益を得て化土に胎生すべし。「化土」といふはすなはち辺地なり。


そこで、『大無量寿経』智慧段を根拠として、

あきらかに仏智を信ずるものは化生し、仏智を疑惑して善本を修習するものは胎生する」義

を明らかにされています。それから、

「あきらかに仏智を信ずるもの」といふは第十八の願の機、これ至心信楽の行者なり。その「化生」といふはすなはち報土の往生なり。

といわれ、第十八願の機である至心信楽の行者、他力真実の行人は報土往生し、

つぎに「仏智を疑惑して善本を修習するもの」といふは、第十九の願の機、修諸功徳の行人なり。その「胎生」といへるはすなはち辺地なり。この文によりてこころうるに、諸行の往生は胎生なるべしとみえたり。

といわれ、第十九願の機である修諸功徳の行人、自力不真実の行人は化土往生すると教えられます。

やはりお聖教のどこを読んでも、第十九願は自力諸行往生の願であり、臨終来迎を誓われた願であり、胎生つまり化土往生を誓われた願であるということは書かれていますが、第十八願の世界に入るには第十九願の道程を通らなければならない、つまり第十九願の善を実践しなければならないという親鸞会流「三願転入の教え」は存在しません。第12段の最後も、重ねて

されば十八の願に帰して念仏を行じ仏智を信ずるものは、得生の益にあづかりて報土に化生し、十九の願をたのみて諸行を修するひとは、来迎の益を得て化土に胎生すべし。「化土」といふはすなはち辺地なり。

と述べられているのみです。第十八願はこう、第十九願はこう、だから第十八願に帰依して念仏を行じ仏智を信じて報土往生を遂げなさいと勧められているだけです。親鸞会会員の皆さんは、早く善もどきの善を修める活動からは離れて、念仏一行を一心に称える真実信心の行人となって下さい。
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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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