自力回向的考えの親鸞会

親鸞会のいう「人生の目的」が、浄土真宗でいわれる信心獲得、また信心の行者が遂げる往生成仏を指しているのなら、以下の文章は間違いです。

方向さえ正しければ、速く走るほど早く目的地に着きますから、損をする苦労は一つもありません。人生の目的成就のためならば、時間、体力、お金をどれだけ使っても、百パーセントそれらは生かされます。使い捨てにはならないのです。(『なぜ生きる』p.35)

これは自力諸行によりさとりの完成を目指す、聖道門に近い考え方です。

「これだけ時間、体力、お金を使って聴聞しているから、おつとめしているから、財施しているから、人を誘っているから、親鸞会に入会させているから、弥陀の救いに近づいているだろう。しないよりは早く弥陀の救いに遇えるだろう。しなかったら救いには遇えないに違いない」

このように時間、体力、お金を使えば使うほど「人生の目的成就」「信心獲得」「阿弥陀仏の救い」に近づいているとあてにし、信じる心を何というのか、会員さんはお分かりでしょうか? 答えは「自力の心」です。
時間、体力、お金を親鸞会のために使えば使うほど、自力の執着心は強くなります。
お金を例に出しますと、一万円財施したAさんを見て、十万円財施したBさんは「Aさんより自分は救いに近づいているはずだ」と思うでしょう。そんなBさんを見て、百万円財施したCさんは「Aさん、Bさんより自分は救いに近づいているはずだ」と思うでしょう。額よりも心がけが大事と教えられますが、恩徳報謝賞を受賞している人など、高額財施者を見たり聞いたりすると、そこまで財施できない自分はその人に比べてまだまだだという心があるのではないでしょうか? 本当に額よりも心がけだ大事だと教えるならば、高額財施者を表彰するといったようなことは止めるべきです。
また、月に一万円ずつ財施しているDさんは、「先月よりは今月、今月よりは来月、弥陀の救いに近づいているはずだ」と思うでしょう。これが逆に出さないほど救いに近づくと思っていたら誰も多く財施する人はありませんし、毎月出していく気にもなれません。時間、体力にしても同じことが言えます。
これでは本願力回向の教えに反して自力の押し任せ、自力の心をより一層強く堅固なものにしてしまいます。如来の「救うぞ」の御言葉に真っ向から反逆し、他力をたのむ心を欠いていますから救われることはありません。
そして、このような教えですから、教えについて行ける人だけが救われると思い込み、活動を止めてしまった人、親鸞会を去っていく人を「求道の敗残者」などと見下す心が芽生えるのは当然のことです。阿弥陀仏がどのような者を目当てに本願を発されたのか、親鸞会では聞いているようで実は全く聞いていないのです。

なお、今申したのは、会で勧められていること、会員がしていることが善であると仮定した上のことです。間違った教えを説いたり、そのために財施したり、布教だと言って偽装勧誘することが善と言えますか? 大沼法竜師、伊藤康善師から盗作した内容を自著として売り出すような人が、善を実践していると言えるでしょうか? 公約の一つも守れない団体が、言行一致を実践していると言えますか?  まともな会計報告がなされず、不透明な資金運営であり、しかも職員に不当な契約書へのサインを強いる団体が、果たして浄財を無駄遣いせず、私的流用の悪事を全くしていないと言えるでしょうか? 
「往生・獲信のために善をせよという説示はない」というと、親鸞会では「では往生・獲信のために悪を勧められているのか」という詭弁を振るうよう教えているようですが、詭弁の通り「往生・獲信のために悪を勧め」ているのが親鸞会です。こんな団体にいて往生を遂げようというのがそもそも間違いです。一刻も早く脱出すべきことは言うまでもありません。
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【自力回向的考えの親鸞会】

親鸞会のいう「人生の目的」が、浄土真宗でいわれる信心獲得、また信心の行者が遂げる往生成仏を指しているのなら、以下の文章は間違いです。 方向さえ正しければ、速く走るほど早

コメントの投稿

非公開コメント

No title

自分の求道心があの人と比べたらまだまだだとか、あの人と比べれば頑張っているほうだ、とか、卑屈になったり自惚れたり。
どうしたらもっと真剣に聴聞できるのか、バリバリ活動できるようになるのか……自分をどうにかしようともがいてどうにもならん、このままではだめだと思い続けて苦しんだ会員時代でした。
阿弥陀仏の本願に救われてみれば、まったく無用のことでした。
さわりのない広い世界に出させて頂いて幸せです。

>名無し様

同感です。
会員の皆さんも、求道した者を助けるではなく、今目の前にいるそなたを助ける本願ぞと聞いて頂きたいものですね。
プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード