自力の根性で、仰せの言うことを聞かないで、参ろうとするから、「難中の難、これにすぎたるはなし」と、お説きなされたのであります。

『浄土真宗 信心』(加茂仰順師)より引用

  一0 「たすけるぞ」の仰せを、「はい」と、頂いたのです

  

 さて、ここで、信心とは、どういうことかをうかがうことにします。
 その信心とは何のようもなく、疑いなく、阿弥陀さまの、お助けのほどを頂き、今度のお浄土へ参らして頂くのは、阿弥陀さまでありますから、その「おたすけ」を、頂くばかりであります。「たすけるぞ」の仰せを、「はい」と頂くばかりであります。
 つまり、私は、地獄必定の身でありますが、阿弥陀さまは、この私を、助けんがために、本願をおたてなされてくださってありますから、私は、ただ仰せを、「はい」とばかりに、お頂きしたら、それでよいのです。「たすけるぞ」を、「はい」と、頂いたらそれでよいのです。
 いつ死ぬるということも知らず、どんな病気で死ぬることも知らない私が、心配しても何にもなりません。計らうこと、思うことは、ありません。
 いよいよお助けに、まちがいありませんから、まちがいなく、参らして頂くことよと、深く思い、必ず、助けるとありますから、ただ、「参る」、「参る」と、思うて、称名相続いたすのであります。

  九

 「たすけるぞ」の、仰せを、「はい」とすなおに、云うことを聞けば、みな、お浄土へ参れます。自力の根性で、仰せの言うことを聞かないで、参ろうとするから、「難中の難、これにすぎたるはなし」と、お説きなされたのであります。
 「たすけるぞ」の、お言葉に順うて、「はい」と、頂けば、信心がいただかれて、お浄土へ参られるのであります。

  一〇

 機の上は、息の切れるまで、煩悩は止みませんから、三世の業障があるままで、助かるのです。
 法の上から言えば、五劫、永劫に、一切の煩悩を断じ、一切の善根を修行して、成就された名号を頂きますから、信の一念のところに、徳として、三世の業障は消滅し、功徳善根の主となって、浄土へ参ることになります。
 お浄土へお参りするのです。それを、法滅機存と申されまして、機から言えば、罪がありながら、一悪も断ぜずに、お浄土へ参らして頂くのです。
 法から言えば、罪なしの身となりて、功徳の主となって、お浄土へ参らして頂くのです。
 このように、そのいわれを(理由)を、聴聞してみれば、いよいよ、ありがたく、喜ばれるのであります。


(p.121~p.123)


信心獲得することがなぜ難しいのか。それは、如来の仰せを聞かずに報土への門を自力で押し通ろうとしているからです。「たすけるぞ」の仰せを頂けばたちまちに報土への門は開かれて往生一定の身となるのですが、自分の側に問題を見て、助かるための方法論を模索しているから門はいつまでも閉じたままなのです。ちょうど先方がドアを開けようとしているのに、こちらが力を入れてドアを押しているため、開かないようなものです。
阿弥陀さまからの一方的なおはたらきを疑いなく受け容れたなら、煩悩や罪があるままで、浄土へ参らせて頂く身となります。易いという言葉も要らぬ易さです。まことに末代の我らに相応した、ありがたいご本願であります。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
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淳心房&しゃあ

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(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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