Q&A(3)ー速やかに生死を離れようとおもうなら

会員の人から実際に受けた疑問点や会員の人が疑問に思うであろうことをQ&A形式で少しずつ取り上げたいと思います。もっといい回答や意見があれば教えて頂きたいと思います。

Q&A(2)の続きです。



Q、
前回、善導大師・法然上人のお言葉を根拠に、諸行往生を廃されたとあなたは主張しました。しかし、親鸞会は、諸行往生でないことは明らかです。高森先生が、諸善をしたら助かると説いたことは一度もありません。
仏教の根幹は因果の道理です。因果の道理の結論は、廃悪修善。そのように、釈尊はじめ十方諸仏が、廃悪修善を説かれたのは、弥陀の十九の願意を開顕し、十八願に相応させるためです。善を実践するのは当然ではありませんか?



A、
仏教の目的は成仏であり、言い換えると、生死から離れることです。

速やかに生死を離れようとおもうならこうしなさいと、法然上人は『選択本願念仏集』の「三選の文」で明らかにされています。この法然上人のお言葉を、親鸞聖人は『教行信証行巻』に引文されています。

○はかりみれば、それすみやかに生死を離れんと欲はば、二種の勝法のなかに、しばらく聖道門を閣きて選びて浄土門に入るべし。
浄土門に入らんと欲はば、正雑二行のなかに、しばらくもろもろの雑行を抛てて選びて正行に帰すべし。
正行を修せんと欲はば、正助二業のなかに、なほ助業を傍らにして選びて正定をもつぱらにすべし。
正定の業とは、すなはちこれ仏名を称するなり。名を称すれば、かならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑなり。


『尊号真像銘文』でも次のように教えられています。

○またいはく、「夫速欲離生死」といふは、それすみやかに疾く生死をはなれんとおもへとなり。
「二種勝法中且閣聖道門」といふは、「二種勝法」は、聖道・浄土の二門なり。「且閣聖道門」は、「且閣」はしばらくさしおけとなり、しばらく聖道門をさしおくべしとなり。
「選入浄土門」といふは、「選入」はえらびていれとなり、よろづの善法のなかに選びて浄土門に入るべしとなり。
「欲入浄土門」といふは、浄土門に入らんと欲はばといふなり。
「正雑二行中且抛諸雑行」といふは、正雑二行二つのなかに、しばらくもろもろの雑行をなげすてさしおくべしとなり。
「選応帰正行」といふは、選びて正行に帰すべしとなり。
「欲修於正行正助二業中猶傍於助業」といふは、正行を修せんと欲はば、正行・助業二つのなかに助業をさしおくべしとなり。
「選応専正定」といふは、選びて正定の業をふたごころなく修すべしとなり。
「正定之業者即是称仏名」といふは、正定の業因はすなはちこれ仏名をとなふるなり。正定の因といふは、かならず無上涅槃のさとりをひらくたねと申すなり。
「称名必得生依仏本願故」といふは、御名を称するはかならず安楽浄土に往生を得るなり、仏の本願によるがゆゑなりとのたまへり。


存覚上人は『浄土真要鈔』の最初の章で「三選の文」を引用された後、次のように教えられています。

○わが親鸞聖人の一義は、凡夫のまめやかに生死をはなるべきをしへ、衆生のすみやかに往生をとぐべきすすめなり。
そのゆゑは、ひとへにもろもろの雑行を抛てて、もつぱら一向専修の一行をつとむるゆゑなり。これすなはち余の一切の行はみなとりどりにめでたけれども、弥陀の本願にあらず、釈尊付属の教にあらず、諸仏証誠の法にあらず。
念仏の一行はこれ弥陀選択の本願なり、釈尊付属の行なり、諸仏証誠の法なればなり。釈迦・弥陀および十方の諸仏の御こころにしたがひて念仏を信ぜんひと、かならず往生の大益を得べしといふこと、疑あるべからず。
かくのごとく一向に行じ、一心に修すること、わが流のごとくなるはなし。さればこの流に帰して修行せんひと、ことごとく決定往生の行者なるべし。


以上のように、勧められているのは18願の行信一つであり、他の一切の行は「なげすてさしおくべし」「さしおくべし」と教えられています。


反対に、19願の行にあたる定散二善については、

○また横出あり、すなはち三輩・九品、定散の教、化土・懈慢、迂回の善なり。(教行信証信巻)

と、方便化土に往生する遠回りの善行であると親鸞聖人は教えられています。


すみやかに生死を離れようとおもうならば、法然・親鸞両聖人のお勧めに従い、18願一つを求めましょう。


最後になりますが、あなたがご指摘のように、仏法者ならば悪を慎み善に励むのは当然です。日常生活において、悪を慎み善に励むことが大切な心がけだと思います。

しかし、自己の修める善が獲信の因縁になるのだとか18願の救いに関係あるなどと主張するのならば、そのように教えられた根拠を提示して下さい。

(つづく)
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非公開コメント

>高森先生が、諸善をしたら助かると説いたことは一度もありません。

誰かが言っていましたが、
「『消防署の方から来た』とは言ったが『消防署から来た』とは言ってない、だから詐欺じゃない!」と強弁するようなもんですね。
わざと聞き手に錯誤させ、煙に巻いてんだろうが!と言ってやりたくなります。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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