【4.獲信のために善は必要か】について(1)

今回は、親鸞聖人の仰せと高森顕徹会長の主張との相違点10項目の内、第4項目について取り上げます。まずは「知ってるから応えるよ」さんのコメントです。

4.獲信のために善は必要か
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親鸞聖人 念仏1つ、獲信に善は不要
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高森会長 善をしなければ絶対に獲信できない

必要かどうかの前に、絶対してしまう。
ちなみに、高森会長は善を捨てよとも言ってるよ。
捨てようとする心まで捨てよといっている。
親鸞聖人と同じである。
では、なぜ相反するような二つのことを言ってるか。
分からないんでしょうね。

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これに関しては、『浄土真宗親鸞会は、親鸞聖人のみ教えと同じか?』④獲信のために善は必要かを、『飛雲』では、
法然上人・親鸞聖人を平気で非難攻撃する高森会長
方便のイロハも知らず自己矛盾にも気づかない高森会長
古文が読めないのに、適当に出す御文で自らの首を絞める親鸞会
国語の試験なら0点の親鸞会
悪意に満ち溢れた曲解
「末代の五逆・女人に安養の往生をねがはしめんがための方便」とは、善巧方便
何が何でも三願転入の教えとしたいだけの高森会長
仏及び仏の化身方の仰せと、高森会長の主張との違い
念仏誹謗の高森会長
等をご覧下さい。


はじめに、親鸞会の主張をサイトや著書などからまとめておきます。
・諸善も獲信の因縁なり(『親鸞会批判の真実』より)
・獲信の因縁として善を修せよ(『本願寺なぜ答えぬ』p.165より)
・獲信と修善はよい関係にある(『本願寺なぜ答えぬ』p.225より)
・善をしなければ信仰は進みませんよ(『親鸞会.NET』弥陀の願心を伝える「善をしなければ信仰は進みませんよ」より)

よくもまぁこれだけ所属団体が「善をせよ」と主張しているのに、それには触れずに「善を捨てよとも言ってるよ」などと軽々しく言えるものです。それも親鸞会独特の、求道の過程を縦と横の線で表し、縦の線(信一念)では「善を捨てよ」と説いて、そこまでは「善を修せよ」と説く、いつものダブルスタンダードな教えのせいでしょうが、それが「知ってるから応えるよ」さんにもかなり浸透していることが伺えます。しかしどれだけ言い繕っても、善をしなければ信仰は進まず縦の線(信一念)まで辿り着けないのですから、親鸞会は「善をしなければ絶対に獲信できない」と説いていることは間違いありません。なぜ相反することを言っているかと言えば、高森会長の目的が会員の往生・獲信以外にあるからです。そのことは、浄土に往生する真実の教えを説いていかれた祖師方の教えを学べば分かることですから追々述べていきます。会員の皆さんは、往生・獲信と無関係なこと、それどころか往生・獲信の遠回り・障害となるようなことばかり聞かされていることに一刻も早く気付くべきです。



まず、釈尊は善人と悪人にそれぞれ何を教え勧められているかを見てみましょう。『大無量寿経』三輩段では、心から阿弥陀仏の国に生まれたいと願うものに大きく分けて上輩・中輩・下輩の三種類の人があって、その上輩は念仏と捨家棄欲等の諸善を行じて、その中輩は念仏と起立塔像等の諸善を行じて、その下輩は諸善を修めることはできないけれども菩提心を発し念仏を行じて往生する様相が説かれています。ただ、流通分では諸善ではなく、念仏を弥勒に付属されています。
『観無量寿経』散善では、浄土に往生する者に上品上生から下品下生まで九種類の人があって、上品上生・上品中生・上品下生の者は行福による往生を、中品上生・中品中生の者は戒福による往生を、中品下生の者は世福による往生を、そして下品上生・下品中生・下品下生の者は念仏による往生をそれぞれ遂げています。ですが、流通分では、それまで広く説かれてきた定善・散善の行ではなく、下三品の者にわずかに説かれた念仏を阿難に付属しています。
『阿弥陀経』勧念仏往生では、念仏以外の諸善ではわずかな功徳しか積めず阿弥陀仏の極楽浄土に生まれることはできないとしてこれを退け、ただ大いなる功徳をそなえた念仏のみを勧められています。善人悪人の区別は特に見られません。


この内、『観無量寿経』に説かれている仏意を、善導大師は『散善義』名号付属にて

「仏告阿難汝好持是語」より以下は、まさしく弥陀の名号を付属して、遐代に流通せしめたまふことを明かす。
上来定散両門の益を説くといへども、仏の本願に望むるに、意、衆生をして一向にもつぱら弥陀仏の名を称せしむるにあり。


と仰っています。『観経』の始めから定善・散善両門の利益が説かれるけれども、仏の本願よりうかがえば、その仏意は、十方衆生に一向にもっぱら本願の名号を称えさせることにあると言うのです。

また、『大無量寿経』三輩段については、法然聖人が『選択本願念仏集』三輩章にて教えられています。どうして念仏と諸善が説かれているのに、諸善を捨ててただ念仏一行が勧められているのかという問いに、

諸行を廃して念仏に帰せしめんがためにしかも諸行を説く。

と理由の一つを述べられています。そして先に挙げた善導大師の文を引かれて、「この解釈の意に准じてみると、上輩の中に菩提心などの余行を説かれているけれども、第十八願よりうかがえば、釈尊の思し召しは、十方衆生に専ら阿弥陀仏の名号を称えさせることにある」と言うのです。このことから、三経いずれにしましても、悪人には善の勧めはなく、念仏のみを勧められています。

その後、親鸞会でもよく言っている「一向専念無量寿仏」について説明がなされています。

しかるに本願のなかにさらに余行なし。三輩ともに上の本願によるがゆゑに、「一向専念無量寿仏」(大経・下)といふ。
(中略)
すでに一向といふ、余を兼ねざること明らけし。すでに先に余行を説くといへども、後に「一向専念」といふ。あきらかに知りぬ、諸行を廃してただ念仏を用ゐるがゆゑに一向といふ。もししからずは一向の言もつとももつて消しがたきか。


諸善を廃してただ念仏一行を用いるから一向というのです。親鸞会のように「獲信の因縁として善を修せよ」「獲信と修善はよい関係にある」「善をしなければ信仰は進みません」などと、七仏通戒偈や第十九願、定善散善を根拠に諸善を勧めていたら「一向」ではありません。一向専念無量寿仏と言いながらその意味をまるで取り違えているのが親鸞会です。
それでは釈尊は何のために定散の諸善を説かれたのか、釈迦一代の廃悪修善の教えは無駄であったというのか、と反問する人があるでしょう。実際に『本願寺なぜ答えぬ』には、

”定散二善が、韋提希の獲信に無関係”と、するならば、”説かれた目的はなんのため”と、反問したい。(p.147)

とあります。それについて法然聖人は、念仏付属章にこうお答えになっています。

また定散を説くことは、念仏の余善に超過したることを顕さんがためなり。もし定散なくは、なんぞ念仏のことに秀でたることを顕さんや。(中略)ゆゑにいま定散は廃せんがために説き、念仏三昧は立せんがために説く。

また定・散の諸行を説くことは、念仏がその他の善に超え勝れていることを顕わすためである。もし定散の諸行がなかったならば、どうして念仏が特に秀でた行であることを顕わされようか。(中略)ゆえに今、定散の諸行はこれを廃するために説き、念仏三昧はそれを立てるために説かれるのである、というのです。
このように定散二善などの諸善を廃して、ただ念仏のみが勧められている法然聖人の『選択本願念仏集』について、親鸞聖人は『教行証文類』後序に、

『選択本願念仏集』は、禅定博陸[月輪殿兼実、法名円照]の教命によりて撰集せしめるところなり。真宗の簡要、念仏の奥義、これに摂在せり。見るもの諭り易し。まことにこれ希有最勝の華文、無上甚深の宝典なり。『選択集』は、関白九条兼実公の求めによって著されたものである。浄土真実の教えのかなめ、他力念仏の深い思召しがこの中におさめられていて、拝読するものは容易にその道理に達することができる。まことに、たぐいまれなすぐれたご文であり、この上なく奥深い教えが説かれた尊い書物である。

と絶賛なされています。このことだけでも、如何に親鸞会の主張が親鸞聖人の仰せと異なるかお判りでしょう。
ちなみに法然聖人のお言葉は、親鸞会にとって水爆級の破壊力を持っています。この記事で挙げた以外にも、一部ですが【再掲】法然聖人のお言葉に書いていますので参照して下さい。


さて、幾分長くなりましたので、続きは次回書いていきたいと思います。


【参考文献】
18願にも18願成就文にもない諸善を勧める破綻した高森邪義
廃立が未だに理解できない人のために
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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