『観無量寿経』に説かれている事と、親鸞会教義との相違点1

『飛雲』 『観無量寿経』を一度も読んだことのない高森顕徹会長

のシリーズに、実際に『観無量寿経』に説かれている事と、親鸞会教義との相違点が分かりやすく書かれています。当ブログでもそれを基に相違点の比較を行っていきたいと思います。

まず『観無量寿経』を一度も読んだことのない高森顕徹会長1には、頻婆娑羅王は自身の要請に応じて八戒を授けられ、その後王は亡くなるが、その際に阿那含という小乗仏教のさとりを獲たとあります。
一方親鸞会教義では、『なぜ生きる』を読んでも、アニメ『王舎城の悲劇』を見ても、”まかぬタネは生えぬ、刈り取らねばならぬ一切のものは自分のまいたものばかり”と因果の道理を諄々と説き示したとしかありません。また、獄中で死んでいく時も阿那含という小乗仏教のさとりを獲たとの記述や表現はありません。

ところで、頻婆娑羅王が阿那含をさとったのはいつかと言うと、親鸞会でも有名な、釈尊が微笑した時です。親鸞会で用いている『真宗聖典』では129ページです。

そのとき世尊、すなはち微笑したまふに、五色の光ありて仏の口より出づ。一々の光、頻婆娑羅の頂を照らす。そのとき大王、幽閉にありといへども心眼障なく、はるかに世尊を見たてまつりて頭面、礼をなし、〔王の心は〕自然に増進して阿那含と成る。
すると釈尊はにこやかにほほえまれ、五色の光がその口から輝き出て、その一つ一つが頻婆娑羅王の頭を照らした。そのとき頻婆娑羅王は、王宮の奥深く閉じこめられていたけれども、少ししもさまたげられることなく心の目で遠く釈尊を仰ぎ見て、頭を地につけて礼拝した。すると心がおのずから開かれて、二度とこの迷いの世界に帰ることのない位に至ることができたのである。

即便微笑の所だけ線が引っ張ってある人が多いでしょう。親鸞会お決まりの断章取義で、一部分は根拠を挙げて解説するが、都合の悪い部分は一切触れないため、頻婆娑羅王が小乗のさとりを獲たことなど知らず、失意の内に獄中で息絶え、後生は因果の道理に順じて無間地獄へ堕在したと思っている会員さんは多いと思います。『なぜ生きる』やアニメ『王舎城の悲劇』の内容しか知らなければ無理ありませんが…。
なお、『会報』第二集119ページには「この微笑より放った光明が別牢に幽閉せられていた頻婆娑羅王の心を照らした為に遂に心眼が開けたと説かれている」とありますが、この部分を知って覚えている方は少ないでしょう。ただ、この『会報』は大沼法竜師からの剽窃によるものであり、最早絶版となっていて手に入らない方もあると思うので、『なぜ生きる』とアニメ『王舎城の悲劇』に書かれ描かれていることを親鸞会教義として話を進めていきます。この点ご了承下さい。

以上短いですが、今回のまとめです。


『観無量寿経』に説かれている事と、親鸞会教義との相違点

1、頻婆娑羅王について

八戒を授けられ、その後、阿那含という小乗仏教のさとりを獲た。
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因果の道理を説き示されたとあり、八戒を授けられたとか、さとりを獲たとの記述はない。

2、即便微笑の箇所について

釈尊の口から光明が輝き出て、頻婆娑羅王を照らし、その後王は阿那含という小乗仏教のさとりを獲た。
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頻婆娑羅王についての記述はなく、弥陀の浄土に生まれる方途(定善と散善)の話に移行する。



※私は平成21年10月末に退会しましたが、その後発行された親鸞会の書籍を読んでおりません。例えば『なぜ生きる2』などに挙げた相違点について何か記述があればコメント等で教えて下さい。適宜訂正していきます。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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