教義正当化の脳内変換

前回の記事で、高森信心のために親鸞会の会員は、

A.18願の救いに善は必要
B.18願の救いに善は不要


という、矛盾する2つのことをどちらも正しいと信じていると述べました。


親鸞会は、ある時は

・善をしなければ信仰は進みません
・修善は獲信とよい関係にある
・獲信の因縁として善を修せよ


などと、さも18願の救いに遇うために善が必要であるかのように説きます。また宿善が厚くなる順に

1.熱心な聞法
2.五正行の実践
3.六度万行の実践


と教え、高森会長の話を聞くこと、朝晩のお勤めをちゃんとすること、親鸞会に人を誘うこと、親鸞会に財施すること、会長や上司の指示に無条件服従することをメインに勧めています。聞法も聞法善などと言って、善の一つと位置付けています。そして、その根拠が七仏通戒偈、第19願、定散二善だというのです。

では、親鸞会の勧めに従って善を積んでいけばやがて助かるのかと言うとそうではなく、またある時は、

・善をすれば助かるというのは間違い
・修善は獲信の因縁になるのであって、獲信の資助になるということではない
・自力無功、捨自帰他、自力が廃らない限り、絶対に弥陀の本願は分からず、報土往生はできない


などと、18願の救いに遇うために善は役に立たない、つまりは不要であるかのように説きます。親鸞会の言い訳としては、自力の善の積み重ねで信心獲得できるとか、善根が獲信の資材、助けとなるのではなく、自力無功と知らされるために実地に善をやってみなければならないというのです。言葉を換えれば、18願の救いに善は役に立たない(不要)だが、自力が廃るためには善が必要だということです。

こうしたダブルスタンダードな教えを受け、しかもその両方を正しいと信じているのが親鸞会会員です。ですが、いくら親鸞会の活動を熱心に、長年やっていても一向に信仰が進んでいるかどうか、縦と横の線で言う横の道を一歩でも進んでいるのかどうかも分からず、ただただ献金、勧誘、無条件服従を迫られるため、どうしても疑問が出てまいります。それを会員はどのように正当化し、自己の脳内で同一化して納得させているのでしょうか?

全ての会員に当てはまるとは限りませんが、教義正当化の脳内変換は、過去の経験から言わせてもらうと

「縦の線(信一念)と、それまでの道程(横の道)を分けて考えている」

と推測されます。

縦の線(信一念)に到達すれば、阿弥陀仏の独用で信心獲得し、往生が定まるから「B.18願の救いに善は不要」は正しい。それまでは善ができると自惚れていて本願まことと聞けない。自惚れ心を打ち砕き自力無功と知らされなければ、他力全托、ひとえに私一人がための弥陀のご本願でございましたと救われることはないから、「A.18願の救いに善は必要」は正しい。

と、このように自分に落とし込んで納得させ、うんざりするほどやってくる募財や、名前だけ会員の獲得、何度も映画館へ通って親鸞会製作映画を観る、というようなことをやっているのでしょう。

ただ、AとBは高森信心によって融合されているだけであって、一度高森信心から解き放たれた者にとっては両者は全く融け合わないものであるとお判り頂けると思います。いくら高森会長が尤もらしいことを言っていても、親鸞会の説く教えは、仏法(親鸞会の話)を聞き始めてからトータルで見れば善は必要、阿弥陀仏の独用で救われるわけではないことは明白です。そして、信一念に到るまでの道程を設け、何十年と活動している講師部員ですらその道程を進み切れていないことを考えれば、とてもではないが今宵の後生に間に合うような救いではありません。高森会長の目的は、会員の皆さんを信心獲得し、往生させるということではなく、ただ組織拡大要員として利用することであると知って頂きたいものです。

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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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