三願の行信因果

●三願の行信因果

三願とは、阿弥陀仏が法蔵菩薩であられた時に誓われた四十八願の内、十方衆生と誓われた第十八番目の願(十八願)、第十九番目の願(十九願)、第二十番目の願(二十願)の三つの願です。十八願・十九願・二十願には、行とともにそれぞれ信が誓われています。『教行証文類』には、

「阿弥陀仏の十八願に基づいた行と信により、こういう証果が得られます」
「阿弥陀仏の十九願に基づいた行と信により、こういう証果が得られます」
「阿弥陀仏の二十願に基づいた行と信により、こういう証果が得られます」

というように、阿弥陀仏の願、行、信、果が説かれているのです。行と信が因、証果が果ですから、行信因果と言っています。では阿弥陀仏が十方衆生と誓われた三願の行信因果はどのようになっているでしょうか?
教行信証を読んでみると、全六巻の内、教巻・行巻・信巻・証巻・真仏土巻に十八願の行信因果が詳細に説かれ、化土巻に十九願と二十願の行信因果が簡潔に説かれています。まとめると、以下のようになります。

☆十八願の行信因果☆
願:至心信楽の願
行:選択本願の行(他力念仏)
信:至心・信楽・欲生の心
果:難思議往生(報土往生)

★十九願の行信因果★
願:臨終現前の願
行:修諸功徳の善(自力定散二善)
信:至心・発願・欲生の心
果:雙樹林下往生(化土往生)

★二十願の行信因果★
願:植諸徳本の願
行:善本、徳本(自力念仏)
信:至心・廻向・欲生の心
果:難思往生(化土往生)


報土往生する因果、化土往生する因果を親鸞聖人はこのように示しておられます。

報土とは阿弥陀仏の浄土であり、極楽とか、大涅槃と言われ、選択本願(阿弥陀仏が四十八願のうち唯一つ選び取られた願で、十八願を言う)を信知して大利(大きな利益)を得た者の往生するところです。
それに対して化土とは、辺地、懈慢、疑城、胎宮とも言われ、選択本願を疑う罪により、大利を失った者の往生するところです。

ここでは選択本願を信知したのを他力と言い、選択本願を疑っているのを自力と言っています。
定散二善とは、「定善」「散善」という善行のこと。念仏は口で南無阿弥陀仏と称える口称念仏のことです。

二十願の往生は、不可思議の名号を称えながら、不可思議の誓願(十八願)を疑惑する罪で、十八願の往生を難思議往生と言われるのに対して、二十願の往生は「議」の字を取って難思往生と言われます。


各願の行と証果をまとめると以下の通りです。

18願ー他力念仏ー難思議往生(報土往生)
19願ー自力定散二善ー雙樹林下往生(化土往生)
20願ー自力念仏ー難思往生(化土往生)


何事にも因に応じた果があります。そして、果を見れば因がわかります。厳密には十九願往生と二十願往生は違いますが、分かりやすく報土と化土で言いました。
ここまで読めばもうお分かりのように、親鸞会では報土往生を勧めるのに、化土へ往生する行である自力定散二善を勧めているのです。このように証果と願因がごちゃ混ぜになっているために、会員は一生懸命活動しているにもかかわらず報土往生を遂げる身になれないのです。

自力定散二善は、行はあくまで聖道行です。それを至心・発願・欲生の心で行ずることで、阿弥陀仏に回向して往生できるのです。どんな心で実行するのかが大事なのです。しかし正法、像法の時機ならいざ知らず、末法の世で定散二善を如実に行じることのできる人間はいません。仮に出来たとしても、それでは化土へ往生してしまいます。

苦しくなると珍説を唱えだす会員が多いのも、元を辿れば会長が珍説ばかりだからと知れば頷けます。このように真宗の基礎も抜けた教えを世界最高の教えと盲信し、堂々と珍説を唱える会員は実に哀れです。いい加減にマインドコントロールから抜け出てくれないかと、皆がそれを望んでいます。
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淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

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