自分の教義に都合が良いように、経典や聖教の内容を勝手に改変して慚愧あることない高森顕徹会長 ― 長者窮子の譬えについて(2)

親鸞会では、月々の親鸞会館での法話案内はおろか、降誕会や報恩講といった大きな行事の案内すら公式には発表されません。「平成29年 親鸞会 降誕会」でググると当ブログがトップに来るという有り様です。
「本当の親鸞聖人の教えを、一人でも多くの人に・・・」などと言いながら、一般大衆を前に堂々と法を説くことはできないのでしょう。つくづく二千畳秘事だなぁと感じます。対して本願寺では、ホームページにて降誕会の日程や様々な法話案内を載せています。今年平成29年の親鸞聖人降誕会は、本願寺派では5月20日(土)、21日(日)に勤修されるようです。法話の日程や布教使については、

『浄土真宗本願寺派』各地の行事

に載っています。ご縁がある方は調べて参詣されたら良いかと思います。


さて、「長者窮子の譬え」は『法華経』に説かれている話だけに、浄土真宗系ではあまりヒットしません。日蓮宗系か創価学会系がほとんどで、真宗系では親鸞会と上田さんのサイト位です。上田さんのサイトでは、

『浄土真宗講義』教行信証8 正信偈 十二光

に出てきます。こちらの方がまだ原典に忠実な譬え話となっています。

『浄土真宗|LOG』長者窮子の譬喩

にもありますが、こちらは本からの抜粋のみです。『教行証文類』には『法華経』からの引文は無いこともあり、真宗ではほとんど取り扱われていません。親鸞聖人も扱っておられないのですから知らなくてもいい内容なのですが、それを高森会長が度々話すのには理由があります。自分の教義を正当化し、会員を組織拡大に利用するためです。

・信心獲得するまでは時間がかかる
・方便だからやらなければならない
・自分達も掃除夫となって窮子(新人)を誘って来よう
・真実を伝えるためなら、何を言っても構わない
・窮子を見つけるのにデパート(会館)を建てよう


親鸞会の譬え話からは、このようなことが読み取れます。親鸞会は創価学会の組織拡大法を真似て勢力を伸ばしてきたと言われていますから、「長者窮子の譬え」もそっち系から拝借してきた可能性は大いにあります。


今回は譬え話の内容を詳しく見ていきます。まず親鸞会の譬え話では、窮子は祭り見物の際に長者とはぐれて、後に人さらいにあって長い間親子は離れ離れになっていたとありますが、「信解品」では

譬えば人あって年既に幼稚にして父を捨てて逃逝し、久しく他国に住して、或は十・二十より五十歳に至る。年既に長大して、加復窮困し、四方に馳騁して以て衣食を求め、漸漸に遊行して本国に遇い向いぬ。

とあり、幼い頃に父を捨てて逃げ出したと説かれています。

次に、親鸞会の譬え話では、長者は町一番の一等地に巨大なデパートを建てて窮子を見つけようとしたとありますが、原典にはデパートか何かの建設物を建てたという記述はありません。また高森会長は、窮子は乞食仲間からデパートの噂を聞いて長者のいる町に来たと話していましたが、『法華経』によると放浪を重ねて知らず知らずのうちに偶然にも長者のいる町に辿り着いたようです。

それから、親鸞会の譬え話では、長者は掃除夫に窮子を連れて来るよう命じ、窮子は掃除夫としてデパートで働くことになったとありますが、原典では長者の屋敷かどこかで、糞を掃除する仕事に就いたようです。勿論、連れて来る際に「何を言ってもいいから」などという記述はありません。長者は見た目も貧相な二人の者を遣わせますが、「ここに働くところがある。給料を倍にしてお前に与えよう」と誘えと言い、何の仕事かと聞かれたら「お前を雇うのは糞を掃除させるためだ。私達二人もまたお前と一緒に働く」と言えと命じています。

爾の時に長者、将に其の子を誘引せんと欲して、方便を設けて、密かに二人の形色憔悴して威徳なき者を遣わす。汝彼に詣いて徐く窮子に語るべし、「此に作処あり、倍して汝に直を与えん。」窮子若し許さば、将い来りて作さしめよ。若し何の所作をか欲すと言わば、便ち之に語るべし、「汝を雇うことは糞を除わしめんとなり。我等二人亦汝と共に作さん」と。時に二りの使人即ち窮子を求むるに、既已に之を得て具に上の事を陳ぶ。爾の時に窮子先ず其の価を取って、尋いで与に糞を除う。

ところで、長者は窮子の汚くみすぼらしい姿を見て哀れに思います。それで豪華で立派な衣服や装飾品を脱いで、見た目もみすぼらしい窮子と同じような姿に扮して窮子に近づきます。一方高森会長の話では、長者が卑しい姿に扮する等の説明は聞いたことがありません。

又他日を以て窓牖の中より遥かに子の身を見れば、羸痩憔悴し、糞土塵坌汚穢不浄なり。即ち瓔珞・細軟の上服・厳飾の具を脱いで、更に麁弊垢膩の衣を著、塵土に身を坌し、右の手に除糞の器を執持して、畏るる所あるに状れり。諸の作人に語らく、汝等勤作して懈息すること得ること勿れと。方便を以ての故に其の子に近づくことを得つ。

また、給料を上げる等の話はありますが、窮子が次第に出世してやがてデパートの支配人になる等の話は無く、20年ほど相変わらず糞を掃除する仕事のままです。

後に復告げて言わく、咄や男子、汝常に此にして作せ、復余に去ること勿れ。当に汝に価を加うべし。諸の所須ある・器・米麪・塩酢の属あり、自ら疑い難ることなかれ。亦老弊の使人あり、須いば相給わん。好く自ら意を安くせよ。我汝が父の如し。復憂慮することなかれ。所以は何ん、我年老大にして汝小壮なり。汝常に作さん時欺怠・瞋恨・怨言あることなかれ。都て汝が此の諸悪有らんを、余の作人の如くに見じ。今より已後、所生の子の如くせん。即時に長者、更に与に字を作って、之を名けて兒とす。爾の時に窮子此の遇を欣ぶと雖も、猶故自ら客作の賎人と謂えり。是れに由るが故に、二十年の中に於て常に糞を除わしむ。

長者は窮子に待遇を良くして他所へ行かないように諭します。「我汝が父の如し」と、「自分の事を父親だと思ってくれ」とまで仰っているのですね。とても暖かい、釈尊の慈悲を感じることができます。対して高森会長はどうでしょうか? 直接話ができる機会はほとんどありませんし、向こうから会員に近づいてくるということもありません。「私には時間が無いんです。どうしたら信心決定できますか?」という真剣な問いにも答えません。本願寺はじめ真宗十派は全て異安心で、親鸞会でしか真実は説かれていないと思い込ませ、また無常と罪悪で聞く者をせめ立て、必堕無間の呪縛をかけて他所へ行かないようにしています。親友部員には残業代を支払わない確認書を書かせるなど、ひどい待遇を強いています。うちの会社よりブラックです。自らの命令に無条件で従わせ、気に入らぬ者は除名処分にして会から追い出しています。釈尊とは真逆ですね。

さて窮子は長者の待遇を喜んだものの、自らは所詮雇われ者の卑しい身だと思い込んで中々心を開きません。そのため、20年もの間常に糞の掃除をさせたというのです。すぐにも全財産を譲り渡したいがそのままでは無理なので、しばらく窮子の意に随ってこれを導かれたわけですね。この、心の溝、わだかまりがあるという点では『法華経』と親鸞会の話は同じです。ただし、既に親鸞聖人の教えを正しいと思っている私達が、阿弥陀仏に救われるのにこのように長期間を要するということではありません。それに、私達も掃除夫となって新たな窮子を誘って来なければ救われないということでもないのです。

阿弥陀仏が私達を助けるためにご苦労されていることは間違いありませんが、何十年と親鸞会で聞法・求道・活動しなければ救われないということではありません。親鸞会ではこうした随他意の法門、真宗で言えば19願・20願の法門を持って来て、これを通らねば18願へは入れないと会員の獲信・往生を阻害しているのですが、私達のように「自分はとても仏道修行できる器ではなく、18願でなければ助かるような者ではない」と思っている者にはそうした随他意の法門は不要です。その証拠に、親鸞聖人は19願・20願の法門は誡めこそされ、勧められてはいません。聖人のお勧めは専ら18願のみです。逆に方便とか、随他意ということを誤解させ、祖師の勧められていないことを勧めて獲信・往生から遠ざけているのが高森会長なのです。


全国あちこちに月に何回も使わないような会館をぼこぼこ建て、その建設費・維持費を会員からむしり取るばかりで、真実信心を獲させようという気が全くないのが高森顕徹会長です。そんな会長の私利私欲を満たすために、『法華経』の「長者窮子の譬え」までが利用されています。譬えを私達に当てはめるならば、私達は長者の遣わせた者ではなく、窮子自身です。そして、最早機は熟して、長者の「私とお前は親子だよ」というお言葉を聞き受けるだけなのです。どうか親鸞会の邪義に迷うことなく、南無阿弥陀仏のおこころをよく聞いて信心獲得し、報土往生を遂げる身となって頂きたいと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

淳心房&しゃあ

Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
singikensho@yahoo.co.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります。メール送信時は小文字に変えて下さい。)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード