「二河白道の譬え」と「長者窮子の譬え」における、経典や聖教と高森顕徹会長との主張の相違点

これまで高森顕徹会長が「二河白道の譬え」や「長者窮子の譬え」の内容を改変して、己の教義に都合が良いように利用していることを書いてきました。「二河白道の譬え」に関しては、

・信前は煩悩と闘って横の道を進んで行く。進めば進むほど苦しくなる。
・加えて周囲の反対も強くなり、中々この道を進めない。
・諦めて戻っても東の岸には幸せは無いし、幸せになりたければこの道を進むしかない。
・白道の中間ほどで三定死の苦しい体験をし、そこで弥陀の喚び声が聞こえる。
・信心決定とは信前信後の水際立つ、ハッキリとした極めて鮮明な体験。
・信後は水火二河は光明の広海に、白道は無碍の大道に変わる。


等の邪義を正当化し、「必ずこのような道程を通っていき、信後はこのようになる」という先入観を植え付けるために利用しています。私は繰り返し親鸞会流「二河白道の譬え」を聞く内に、

「楽に横の道を進めるわけではない」
「苦しくなければ求道ではない」
「横の道を進もうとすれば必ず自分の内か外の群賊悪獣が聞法求道を妨げてくる」
「『東の岸には本当の幸せはない』と真実を説く高森先生だから、仰ることは全て真実だろう」
「信心決定の前には、必ず三定死の苦しい体験をする」
「その行者に、西岸上の人の喚び声が五臓六腑を貫く」
「信心決定はハッキリとした、極めて鮮明な体験」
「信後は無碍の一道、絶対の幸福、大安心大満足、煩悩即菩提の素晴らしい人生にガラリと変わる」

などの観念が出来ていきました。この中「群賊悪獣」ということについては、ちょっと昔の内容ですが

「浄土真宗親鸞会 被害」家族の会 掲示板 過去ログ(7)

などを読んで「なるほど」と思う部分がかなりありました。高森会長の話はある部分は真実なので、親や周囲の反対を受けると「高森先生の仰る通りだ」と逆に信じ込んでしまう人もあります。私もその一人でした。

また「長者窮子の譬え」に関しては、

・阿弥陀仏は私達を助けるためにどうしても善巧方便が必要だった。それが19願、20願である。
・宿善薄い私達が救われるには一朝一夕ではいかない。宿善薄いままで信心獲得はあり得ない。
・人々に真実(親鸞会の話)を伝えるためであれば、何を言っても構わない。
・私達も掃除夫となって、窮子(新規会員)を何としてでも長者様(高森会長)の元に連れて来よう。
・窮子(新規会員)がやって来るようにデパート(会館)を建てよう。


といった創作教義を吹き込み、会長や組織の思惑を実現するために利用しています。「長者窮子の譬え」を、私は同期の女の子から、初めて顕正活動(勧誘)をする前に聞かされました。先輩方が掃除夫となって窮子(私)に声をかけて真実を伝えてくれたように、今度は私達が掃除夫となって窮子に声をかけて真実を伝えよう、高森先生の元にお連れしようみたいな、思い返せば活動の意義・動機付けのような話でした。そして、長者は阿弥陀仏だと聞きましたが、所々で何となく高森会長にすり替えて考えるようになりました。

そう言えば過去において高森会長は、「給料を倍にしてやる」というのは宿善のことだと説いていたと講師部員が話していました。書いている今思い出しましたが、本当ならトンデモ邪義ですね。何十年も前から高森会長の話を聞いていて、記憶があるという方はぜひ情報をお願いします。


この際ですので、「二河白道の譬え」や「長者窮子の譬え」における、経典や聖教と高森顕徹会長との主張の相違点をここに記しておきたいと思います。


【「二河白道の譬え」について】

1、何を譬えたものか

親鸞聖人  信後の、信心を護り、考えの異なる人々の非難を防ぐこと
―――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  信前の、阿弥陀仏に救われるまでの心の道のり

2、白道とは

親鸞聖人  他力信心
―――――――――――――――
高森会長  (自力の)求道心、信心

3、三定死の心境になるのはいつか?

親鸞聖人  白道の手前で、群賊悪獣がまさに迫って来る時
――――――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  白道の中間ほどで、水火の波が高くてもうこれ以上進めなくなった時

4、西岸上の人の喚び声が聞こえるのはいつか?

親鸞聖人  白道の手前で、東岸の人の勧めを聞いた時
―――――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  白道の中間ほどで、どちらかの河に堕ちて死ぬしかないとなった時

5、東岸の人の勧める声と、西岸上の人の喚び声が聞こえるのは同時か異なるか

親鸞聖人  同時
――――――――
高森会長  異なる

6、群賊、悪獣らの態度

親鸞聖人  最初は殺しにかかって来て、白道を進むと戻れと説得してくる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  白道を進むと最初は戻れと説得してきて、次第に「殺すぞ」と脅迫に変わる

7、西岸上の人の喚び声が聞こえた後、水火二河や白道は変化するか?

親鸞聖人  変わらない
――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  水火二河は光明の広海に、白道は無碍の大道に変化する

8、信心決定とは信前信後の水際立つ、ハッキリとした極めて鮮明な体験なのか?

親鸞聖人  そのような記述は無い
―――――――――――――――
高森会長  そうである



【「長者窮子の譬え」について】

1、誰が説いたものか

法華経   慧命須菩提、摩訶迦旃延、摩訶迦葉、摩訶目腱連ら四大声聞
―――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  お釈迦様

2、何を譬えたものか

法華経   四大声聞を長い間見守ってきた釈尊の慈悲と方便の姿
―――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  私達を救うための阿弥陀仏の深い御心と、大変なご苦労

3、長者とは

法華経   釈尊(如来)
――――――――――
高森会長  阿弥陀仏

4、全財産とは

法華経   仏のさとり
――――――――――――
高森会長  南無阿弥陀仏

5、窮子はどうして長者と離れ離れになったのか?

法華経   幼い頃に父を捨てて逃げ出した
――――――――――――――――――――――
高森会長  幼い頃に祭り見物の人混みではぐれた

6、長者は窮子を探し出すためにデパートのようなものを建てたか?

法華経   そのような記述は無い
――――――――――――――――――――――――
高森会長  町一番の一等地に巨大なデパートを建てた

7、長者は遣いの者に、「何を言ってもいいから窮子を連れて来い」と命じたか?

法華経   そのような記述は無い
―――――――――――――――
高森会長  命じた

8、窮子の仕事について

法華経   糞掃除。20年間ずっと糞の掃除をしていた
――――――――――――――――――――――――――――――
高森会長  掃除夫。次第に出世して、デパートの支配人にまでなった



このように、譬え話も、何を譬えたのかも、誰が説いたのかも、経典や聖教の内容とは著しく違いがあることがお分かり頂けると思います。こんなデタラメ創作教義を説く人を無二の善知識と崇めている親鸞会は、他の新興宗教と同類項です。いや、自分達だけは違うと思い込んでいますからそれ以下かも知れません。

明日明後日は親鸞会の降誕会が行われる予定ですが、アニメ映画『なぜ生きる』の上映と、無常をとり詰める話があり、そして弁論大会で「これからも光に向かって進ませて頂きましょう」となってまたいつものように終わることと思います。信心決定は常におあずけ、いつまでも光に向かう教えで、皆さんは満足ですか? 会員の皆さんには、どうか頭から高森会長の話を正しいと信じ込むことは止めて、経典や聖教に直に向き合って教えの真偽を検証して頂きたいものです。
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Author:淳心房&しゃあ
(淳心房)
平成21年10月に親鸞会を退会し、「親鸞聖人の正しい教えを真偽検証する」ということで、専らコメンテーターとしてやってきました(^^)v
しかし、ようやく自分の中での真偽検証は終了したので、名前も改め、淳心房と名乗ります♪
ただし「真偽検証」は今まで馴れ親しんだ名前ですし、親鸞会教義が親鸞聖人の正しい教えなのかどうなのか、一人一人が真偽を検証して頂きたいと思い、ブログのタイトルとして残しました。
一人でも見て下さる方があれば幸いです☆


(しゃあ)
平成21年8月に親鸞会を退会しました。淳心房さんと共同でブログを書いています。何かありましたらメール下さい~
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